2013年10月7日月曜日

秋浅き、となりは何をしとんのじゃ。

今日は1日家で仕事。
朝、窓を開け、新鮮な空気を取り入れる。
庭のオリーブの木は今日も元気だ。
スズメだけでなく、なんだろう、シジュウカラ?みたいなのも
やってきて鳴いている。
キジシロの野良ネコが悠々と横切っていく。
キンモクセイの香りをのせた風がカーテンを軽くゆらす。
ああ、秋ですねえ。

さあて、やるぞー。とパソコンに向かう。すると。

ギャーハハッ!!!!!!!

あんっ? また始まったのか?
勘弁してよ〜。

となりのクソババアである。
あら、いやだ、ワタクシとしたことが、言葉がお下品でした、
となりのご婦人宅から、とんでもない奇声が響いてくるのでございます。

昨年くらいだったか、新婚夫婦に子供ができて引っ越し空いた隣室に
このご婦人が入居した。
入居する少し前の頃、やはり自宅で仕事をしていたら、
見知らぬ中年男と若い女が私の庭先に台車やら土の入った袋やらを置いて、
となりの庭先にレンガを積んで花壇を造り始めた。
うちの庭はちょっと変わっていて、
テラスの先にコンクリートの小径のようなスペースがあり、
隣家と区切る壁はテラス部分までしかない。
だから、野良ネコがその道を通り抜けられるのだ。
しかし一般の道路には面していない内庭みたいな向きのため、
よその人が歩くということはありえない。
その小径までがそれぞれの家の占有スペースとなっている。

花壇を造っていることで、となりに引っ越してくるとわかったわけだが、
なにゆえアタシの庭にいろんなものを置いているのか?
自分たちのテラスの範囲内に置くのが当然ではないか。 
私は庭に出て、苦情を言った。まず一言挨拶があるべきでは?と。
すると、男は慌てて謝り、荷物をどかしながら、
「引っ越して来たらすぐ挨拶にうかがうと思いますので」
と言う。思いますので??
彼らはガーデニングの業者で、住む人ではなかった。

たまたま別の用件で不動産屋に連絡することがあったため、
ついでにこの件を報告した。
すると、不動産屋は、それはいけませんねと言いつつ、
「おとなりは元女優の方がセカンドハウス的に使うためお留守のことも
  多いとは思いますが」
と(他に2、3のことを含め)聞くつもりもなかった個人情報がダダ漏れだ。
ふーん、ガーデニング業者にわざわざ頼むくらいだ、さすが元女優、
お金に余裕がおありなのね、きっと。
しかしこんな何もないただの住宅街にセカンドハウスねえ?

それからしばらくして、となりに人の気配を時折感じるようになった。
が、何週間何カ月経っても、とうとう挨拶には来なかった。
そのため、未だ元女優の顔を知らない。
世間知らずの若者ならいざ知らず、いい年をした女性が
隣人に引っ越しの挨拶をしないとは驚きだ。
私が真面目すぎるのかしらん。

というわけで、スタートから印象が良くないんである。
そこに加えて、この頃、ティーパーチーだか、
元女優を囲んでファンクラブ交流会だか知らないけど、
婦人仲間数人がドヤドヤとやってきては騒ぐのである。

たまにならいい。節度ある談笑ならそんなには気にならない。
あるいは頻繁であっても、窓を閉めてやっている分には、そうそう聞こえないはずだ。
ところが、おとなりは窓全開、そして数十秒に1回大爆笑、
しかもそれが数日に1度くらいの頻度で行われ、午前中から長い日は夕方まで続く。
いったい何がそんなにおもしろいのか?うるさいを通り越して不気味ですらある。
仕方ないからこっちが窓を閉めるハメになるのだ。

しかし耐えきれず、不動産屋にチクッた私。それが2週間前。
すぐに注意するとのこと。
先週はほとんど昼間自宅にいなかったので様子はわからず、
明けて今日、月曜日に、またしても爆笑ティーパーチー開催! なのだ。
キンモクセイの風は、品のない中年女たちの笑い声でトイレの芳香剤に成り下がった。
アタシの秋を返せー。

再度、不動産屋にチクる。
窓を閉め、BGMのボリュームを気持ち大きめにする。
イヤホンにすれば完全に外の音をシャットアウトできるだろうが、
それだと私の場合イマイチ仕事に身が入らない。

心地良い秋を奪われたので、もいっかい夏に逆戻りしようっと。
BGMはこちら、Booker T、Jamaica Song(CMで有名)が入っている「Evergreen」。




明日も自宅で仕事なのだが、果たして大丈夫だろうか。
もしまたウルサかったら?
こちらも負けずに布団叩きで布団叩きながら「か・え・れ」ってやってみるか。
隣人戦争はこうして起きるのでしょうね。




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