2016年12月28日水曜日

シェフ113号発売!!


まいど宣伝でございます
『シェフ113号』 冬号、すでに販売スタートしております。 
巻頭特集は「極意は旨さ」で、オー・ギャマン・ド・トキオ、

レストラン・ランス・YANAGIDATE、サローネ2007を掲載。
「料理の動線」Nabeno-Ism、「プロのためのマルシェ」ジビエなども
おすすめのページです。
他に、ラ・ロシェル山王、オーベルジュ オー・ミラドー、ラチュレ、
仏蘭西料理 名古屋、アプティ、ブラッスリー ギョラン 、ロ ア ラ ブッシュ、
銀座シェ・トモ、山地陽介、Q.E.D.CLUB、オー グルマン、レストランオザミ、
ラペ、メゾン・ド・タカ 芦屋、メゾン ミッシェル、レストラン シャルム、
ボン・グゥ 神楽坂、ビストロ ヤナギハラ、ア タ ゴール、ラ・ボンヌ・ターブル、
レストランユニック、オストゥ、ラ・ベットラ・ダ・オチアイ等の皆様に
お世話になりました。
よろしくお願いします。




2016年12月9日金曜日

チーズレシピ本発売!!



まいど、宣伝でございます。
このたび、世界文化社より発売の
『スブリデオ レストラーレに習う 酪農ビストロのとろけるチーズレシピ』
こちらの本の編集&スタイリングを担当しました。
料理制作は恵比寿のチーズ料理専門店スブリデオ レストラーレの吉田健志氏、
コラムページ担当は料理研究家の小笠原由貴さんです。

真夏の炎天下、お店の定休日の毎週日曜に通って撮影をしておりました。
吉田シェフはその頃、足首あたりの骨を折ってしまうという
アクシデントに見舞われるも、
ギプスの固定で一応は立ったり歩いたりできるため、
ある意味、腕じゃなくてよかったですよね〜と、
10時間ぶっ通しで料理&撮影させる血も涙もない鬼編集者。

9月に入ると、本の編集をしながら自宅で試作。
チーズはビタミンCと食物繊維以外は完全栄養食と言われるだけあって
天気高く我肥ゆる秋に。
体張っているのは、シェフだけではありませぬ。

が、無茶なマネせず節度ある食べ方であればご心配無用ですので、
ぜひ、この冬は、この本でチーズ料理にトライしてみてはいかがでしょう?


なんかヤフーニュースにも出ていたみたい。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161203-00013239-davinci-life






2016年9月19日月曜日

親子でアウトドア発売!!

またまた宣伝です。

先日、発売になった、エイ出版社の別冊ランドネ『親子でアウトドア!』、
こちらで6ページ、レシピページの編集を担当しました。


https://www.ei-publishing.co.jp/magazines/detail/randonnee-b-405286/






ワンバーナーでアウトドア料理をテーマに、
ペルー料理店「荒井商店」の荒井隆宏シェフに全12品作っていただきました。
ラテン系料理からスイートなドリンクまで、
誰でも簡単にできるようレシピが工夫されているので、
普段のごはんにも十分生かせること間違いなし、なのであります。
親子じゃなくても、孤独なあなたにも私にもね。




2016年9月14日水曜日

シェフ112号発売!!

あーいかんいかん、ずっとブログをさぼっている。
すみませんでした(誰に謝っているのだろうか?)

とり急ぎ、宣伝です。






『シェフ112号』 秋号、本日完成です!
書店売りは9月25日です。
巻頭特集は「定番からの進化 仔羊料理」で、
リアン、コントワール ミサゴ、ル・ヴァンキャトル、シェ・イノを掲載。
他に、シンシア、アベス、ラトリエ・ムッシュー、ラ・メゾン・クルティーヌ、ラ・ロシェル山王、ギンザ カンセイ、コシモ・プリュス、プレヴナンス、アーティショー、TERAKOYA、クラフタル、アビス、ル モンド グルマン、イシハラ、ディアログ、kiki、アンダーズ 東京、パレスホテル大宮、ピルエット、アデニア、メゾン エメ・ヴィベール、レストラン リューズ、モルソー、レストラン・タニ、クゥ・ド・コション、トム クリオーザ等の皆様にお世話になりました。


2016年5月29日日曜日

映画三昧

この頃、ヒマになった私は、3週間で6本の映画を観てきた。

映画館によってはすでに上映が終わっているもの、
試写会につき上映はまだこれからのものなど混ざっている。
各サイトでの予告動画を観ればおおよその内容はつかめるのと、
それ以上のネタバレになるといけないのでいずれも詳細を話すことは避ける。



「ノーマ、世界を変える料理」  http://www.noma-movie.com






「2ツ星の料理人」  http://futatsuboshi-chef.jp


  


この2つは仕事に関わりがある料理系映画。
「ノーマ」はドキュメントであり、
「二ツ星」ではセリフなしの脇役の料理人は本職だそうで、
どちらも厨房の臨場感が味わえる。

が、二ツ星の場合、シェフの破天荒さは描けていても、
彼がどれほどの才能のある料理人であるか、という点が薄いのが残念だ。
エスニックな店を食べ歩いて研究したり、市場に通ったりといったシーンはあるのだが、
彼自身の料理の発想や優れた味覚などは描けていない。
最先端の料理テク(といってもまったく新しくもない真空調理も含まれるのだが)を
鼻で笑うならば、
クラシックなテクでいかにすごい料理を作る人なのかを見せて欲しかった。
料理を描く。それは本当に難しいことなんだな、と思う。

ノーマは、移民である主人公が、素材に乏しい土地で、いかに料理を創り、
自身のアイデンティティーを確立するか、という点がおもしろい。
しかし、そこに「世界のベストレストラン」での首位争いを絡め、
映画の宣伝などでもそこが強調されるのが、私としてはつまらない。
ノーマに限らないが、シェフたちはそうした批評なんぞ気にしない、
ミーハーな客たちなんぞクソ喰らえだなどと言う一方、
それらなしでは世界的に有名になることや高級店を維持することは難しい。
実際には気にせずには生きていけないという矛盾を抱えることになる。
そのことも描いているという見方もできなくはないかもしれないけれど、
矛盾にさいなまれているという表現にはなっていない。





「孤独のススメ」  http://kodokunosusume.com


    


「オマールの壁」 http://www.uplink.co.jp/omar/




この2つはまったく世界観の異なる映画であるが、
私にとっては、ある種の共通項を感じ、とても胸に響いた。
それは「人は自分の思い込みや枠組みで何かをとらえ、
それを信じ、執着する力は非常に強く、なかなか抗えない(あるいは気づいていない)。
結果、人との関係に誤解や軋轢が生じ、孤独を深めていく」ということだ。
「孤独」の場合は、そのしがらみから解放されていく様子が描かれ、
「オマール」の場合は最後まで悲劇となっている。

「孤独」は、予告動画ではコミカルでユーモラスな映画をイメージさせるが、
そして、実際にも確かにそういった要素はあるのだが、
私は映画の後半になると、まるで予期せず鼻血がたらーっと出るような感じで
涙が流れ落ちた。
これはいったいどういう意味の涙なのだろうか。
悲しいとかせつないというのとも違う。
自分もしがらみや偏見にとらわれている、という気づき、
もっと自由になればええじゃないか、という開放感のような。

「オマール」はパレスチナ問題を扱っているが、
政治的な社会映画というよりも、普遍的な人間のドラマと感じた。
主人公は幾度もの拷問に耐え抜くが、その動機や、
信頼するものの根拠自体は脆弱である。
それに気づいた本人が言う「信じられないことを信じていた」。
本当に考えさせられる映画だ。

2本とも、いずれもう1回観たい。



「ハロルドが笑うその日まで」  http://harold.jp







「海酒」 http://shortshorts.org/2016/program/aj-2/





「ハロルド」は、かなり期待して観に行ったのだが、
予告動画以上のものが得られず、残念。
もっと笑いをちりばめて欲しかったなあ。

「海酒」はメディア試写会で観てきた。
15分のショートムービーで、主演は又吉直樹氏とミッキー・カーチス氏。
海酒という酒を出すバーが主な舞台。
なんとも不思議な映画だったが、それより何より私が感じたのは、
「隔世の感」ってヤツである。
試写会に同席した、原作の小説家 田丸雅智氏や監督の吉岡健氏はどちらも1987年生まれ。
例えば、原作を書く際、
「僕はその時まだ学生で、バーというのものに行ったことがなかったのでネットで調べた」と言う。
メニューは出るのか、バーテンダー?マスター? 何と呼ぶか、
その前に、まず主題となる海に対してかけ合わせるモチーフとなる言葉も
ネットで探したと。

はぁーーー。そうか。そうなんだ。そういう時代なんですね、本当に。
これから、私は誰に向かって何を表現していけばいいだろうかなあ。

試写会の帰り際、
「扇風機が回っている部屋で、しかし主人公はハイソックスを履いていたり、
  風が吹いている浜辺でウチワを扇いでいたりするのが何だか不思議でした」
と感想を監督に直接伝えたら
「あっ、そこんとこ気づいてくれました? うれしいなあ」と言われた。
隔世の感、少し縮まったか。


ちなみに、この映画は、
来月行われる「ショートショートフィルムフェスティバル」で上映される映画の1本。
世界各国より集められた最新ショートムービーが
いくつかの会場で日替わりで1部門につき数本立てで無料上映される。

 http://shortshorts.org/2016/

早速、4部門の予約を入れた。
なので、来月もまた映画三昧になりそうだ。










2016年5月1日日曜日

友人の息子

「了解、明日の夜行くね〜息子一人だけど、よろしく」

本当は友人3名が自宅に来る予定だったが、
事情により前日キャンセルとなったため、
私は、別の友人を誘ってみた。
たまには息子くんも一緒にどうぞと確かに私が言ったのだけれど、
まさかの息子一人とは。
母親である友人は別件があって来られない、
息子に聞いたら一人で行くと言ってるとのこと。
最後に彼に会ったのは小学5〜6年かそこら、それが今や大学生である。
ハタチを過ぎた青年が一人、私の家にやって来て、夕飯を共にする。
いったい、どんな会話をすればいいのだろうか?

私は、坂口良子か多岐川裕美、田中裕子、志穂美悦子あたり(1980年代当時)の
素敵な大人のお姉さんの役回りか。
いやいや、親子の年の差があるのだから、
それでいて私には子供がいないので、
桃井かおりとか萬田久子系か。
いやいや、宮本信子、野際陽子、いしだあゆみ、
なんならもう水森亜土、森光子、黒柳徹子くらいまで
ひょっとしていっちゃってるのだろうか。
泉ピン子、十勝花子、佐良直美、水前寺清子あたりの
キャスティングは避けたいところだ。

しかしまあ、息子だけ行かせる母親も母親なら、
10年ぶりのたいして知らない一人暮らしのオバハンの家に
一人で行こうと思う息子も息子である。
新種の肝だめしなんだろうか。

料理も、いったいどんな嗜好なのか知らないが、
当初の友人たちを想定したものを出すより他ない。
母親に聞いたら、食べられないものはレバーで、お酒は飲めないという。


翌日の夜。
約束した通り、隣り駅通過のタイミングでYくんからラインが来たので、
駅まで迎えに行った。
冷たい風が吹く中、電車はすでに2本来たが、彼はあらわれない。
若い男が2〜3人、近くにいることはいるが、昔の面影が感じられないし、
こちらをチラリとも見ないから違うのだろう。
いったいどうしたのだろうか。
春だというのにスマホを持つ指がかじかんで震える。


15分後、ようやく彼からラインが届く。

います? 
                            はい、いますよ。
中央口ですよね?
                            正しくは正面口です。
ドトールの前にいるんですけど?
                            ドトールはここにはないんですけど?

母親は何を勘違いしたのか、ここから5駅先の、
私が以前に住んでいた駅名を彼に伝えていたのだった。

                 そりゃ、母さんが悪いよ。
い、急いで戻ります!! 

授業の帰りだったため、待ち合わせは7時半頃と元々遅めだったものが
結局は更に1時間近く後になった。
改札からまっしぐらで私のもとに来てペコペコするYくん。
すぐに私のことがわかったと言う。
一方、Yくんは、色白で、母親似のきょろりと大きな目は昔と変わらないものの、
街中ですれ違ったらわからないかもしれない。
「身長何cmなの?」
「174cmです」
 「へー。ちょうどいいね」
ちょうどいいとはいったい何に対してなのか。
ひょっとして、石田えり、秋吉久美子方向の演出に持っていくのではあるまいな。
「お酒飲めないんだってねー? 」
「いや、まったく飲めないってわけじゃないよ!」
急にタメ口になって少し拗ねているYくん、かわいいもんですなあ。
もはや私は貫禄の太地喜和子の境地まで達していた。
しかし、私もたいして酒が飲めない人間なのだが。

キャロット・ラペ、ラディッシュ&バター、トマトサラダ、自家製ツナ、肉味噌、
パンコントマテ、ゴルゴンゾーラとハチミツ漬けナッツのせカンパーニュ、
ジャガイモとベーコン、コーン、チーズのオーブン焼き、大根と豚バラ肉の煮物、
牛スジカレー、自家製ガリ...etc
料理の半分は作り置きしておいたものであり、
その場で作るものもたいしたものではない。
「なんか酒のつまみ系が多いね、それに
  昨日の今日ってずいぶん急な誘いだけど?」
す、鋭い。が、友人3人の代わりとは言い出せなかった。

Yくんは体育会系ではないので、ガツガツとした食べ方ではなく
静かな居住まいなのだが、気づけばほとんどの料理を平らげてくれた。
(ニンジンだけはあまり食べられないと言って残したところが、まだ子どもっぽい)
更にはご飯をもう1膳いけるというので、
追加のおかずに長芋のソテーとだし巻き卵を作った。
しかし、うっかり、だしと間違えて、ガリを作った時に余った甘酢を卵液に入れてしまった。
妙な味に仕上がった卵焼きを、彼は残さず食べてくれた。

お酒はお互い白ワインを1杯ずつ。
買ってきてくれたシュークリームと紅茶で〆た。

その間、話したことは、
授業のこと、好きな女の子にフラれたこと、それを母親にも話したが、
母親は仕事の愚痴ばかり言っており自分の話はちっとも聞いていないことなど。
私のことは、
「前の家に母と行った記憶がある。タコライスが旨かった」と言う。
私はそのことをすっかり忘れていた。
私が思い出すのは、友人が切迫流産の危険があって一時期入院したことや、
Yくんがまだベビーカーに乗っている頃、離婚して、
シングルマザーでがんばっていた彼女の姿だ。

家では、お父さんの話はタブーだった? と、私は突っ込んだ質問をしてみた。
我がワタナベ家の場合、友人とその息子の状況の逆側、
つまり私の弟は離婚し、彼の息子は元妻側で育てられており、
甥とYくんを重ねて見ているところが少なからずあるからだ。
「幼い頃は時折、父親と面会があったことを今でも覚えている。
 最後に会った時に、何か嫌なことを言われて、それでもう会いたくないと
 僕から母に言ったんだ。話題にすること自体は僕は別にどうとも思わないけれど、
 母がとても嫌がっているから、あえて話すことはない」
例えば公園で、父と息子が楽しそうに遊んでいる光景を目にして
さみしいとか羨ましいという気持ちにはならなかった?
「そういう気持ちではなくて、ああ、僕も将来、
 あんなふうなお父さんになりたいなあって思っていた」


友人の息子との2人の夕飯。不思議なシチュエーションだったが、
乾杯した1杯の白ワインがまるで白湯のような、
そんな、優しい時間が流れていた。




2016年4月24日日曜日

木を買う女2016

今年はもうやめようと思っていた。
小さな庭には、すでに何本もの木がある。
庭といっても地面の土はなく、すべて鉢植えだ。
うちに来た友人はみな口を揃えて言う、
「これ、次に引っ越す時にどうするのかね?」と。
デスヨネー。

それなのに、私は今年も朝一番で農協の植木祭りにいそいそと出かけてしまった。
この欲望はどこからくるんだろうか。

↓ちなみに、我が植木のアーカイブ。

http://yumikowatanabe.blogspot.jp/2015/04/2015.html


「あ、奥さん〜去年、クロモジ買ってくれたよね」
もはや、この奥さんコールは春の風物詩である。
ロバート馬場ちゃんは、少し余裕が出てきたのか、ゆるパーマをかけていた。

植木市は骨董市を見て回る感覚と近い。
たくさん並ぶ中から、ひょいと目に飛び込んでくるものとの出会い。
今年は、スモークツリーと山椒の苗木がそれだった。
丸っこい葉がかわいいスモークツリー、変わった名前だが、
「白い煙みたいな、毛みたいな、ポワポワしたもんがもうすぐ咲くんだよ。
  うまく説明できないけどさ、おもしろいよ。
  スマホででも探してみたらすぐわかるっから」
と親方は言う。
山椒のほうは、葉(つまり木の芽)を食べてもいいんですよね?という私の問いに対し、
「そりゃまあ、奥さんのほうが詳しいでしょ」
と、なぜかはっきり答えてくれない。
山椒の実はつく?と馬場ちゃんに新たに問いかけるも、
「どうっすかね」とこちらもあいまいだ。
相変わらず、この人たちはプロならではのアドバイスを持ち合わせていないのである。

わからないままに購入。
家に帰ってネットで調べると、
スモークツリーはどうやらすごく大きくなって、
いずれは鉢植えでは済まなくなるらしい。
どーすんだよ。
犬猫を捨てる人のように、あるいは姥捨山のように、
私もどこかの雑木林にこっそり植え捨てたりするんだろうか。

山椒を調べると、雄株と雌株があって、実ができるのは雌株のみ、
苗木のうちは雄雌どちらかは判別が難しく、
開花すると花の形状でわかるらしい。
もし雌株とわかっても、やはり雄株を近くに植える必要があるだろう。
トゲがなく雄雌同種の朝倉山椒ならば1本で実がなるが、
私が買ったのはトゲのあるもので朝倉山椒ではない。
なので、実はおそらく望めないですね。
ま、いいか、葉に触れると、さわやかな香りがちゃんとあるから。
しかし、アゲハチョウの毛虫が山椒大好きだそうで、
見つけたらすぐに取り除かないと全部やられてしまうらしい。
毛虫、やだなあ。見つけたくないなあ。
殺すのもやだしなあ。どこへやったらいいのか。
雑木林に逃したら罪になるのかな。
毛虫を持って出かけるのもキツイよな。

最後まで責任持てない人間は、植木一つも飼っては(買っては)いけませんね。





植木市は昨日・今日で、私は昨日購入した。
今日はいつもの野菜を買い物をするために出かけた。
何となく面倒で、親方と馬場ちゃんに見つからないよう、
反対側を向きつつ歩いていたのだが、
「あー、奥さん〜!!」と親方。
馬場ちゃんをつついて「ホレ、昨日の奥さん」と言っている。
「どーもー」と芳村真理モードで手を振る私であった。






2016年3月14日月曜日

シェフ110号発売!!




ああ、いけない。
スペインへ行ってきますと言ったきり、
ちゃんと生きて帰ってきておりますものの、
2月は丸1カ月間、原稿の〆切関係に追われる日々、
29日になんとか確定申告を終わらせ、
3月に入り自分の誕生日も過ぎてまた一つ歳を重ねてしまい、
そして、もう次の『シェフ110号』 春号が完成、
スペイン旅日記いまだアップできておらず、と。
何でこんなバタバタしてるのだろう、かっこ悪い。

取り急ぎ、『シェフ110号』の宣伝を。
書店売りは3月25日です。
直販はすでに承っておりますので、よろしくお願いします!!
巻頭特集は「料理長の思索」フロリレージュ川手シェフと、
「満足度の中身が見えてくる。」でオマージュ荒井シェフ、ル スプートニク髙橋シェフ。
デザートの特集でキリコ ナカムラも掲載。
それから、例の私のスペイン取材は、
マドリッド・フュージョンでのエル・セジェール・デ・カン・ロカ、
エル・ブジ ラボにてフェラン・アドリア氏、
4月にオープンするバルセロナのフードテーマパークと
同じく4月に行われるアリメンタリアの情報を載せております。


他に、フレンチ割烹 ドミニク・コルビ、カーヴ・ド・コンマ、 アンクルハット、タストゥー、
HAGI、 モティーフ レストラン アンド バー(フォーシーズンズホテル丸の内 東京)、
レストランひらまつ、ラ・ビュット・ボワゼ、南部亭、ポワン、ラ・トゥーエル、サンパ、Coulis、コム・ア・ラ・メゾン、ル リオン、アントゥーカ、ポルト バル ノット、エヴ?、
ビストロ みや乃、ランベリー ビス、チェンチ等が載っております。





2016年1月23日土曜日

me voy. 行ってきます

明日よりスペインへ7泊出張に行ってきます。
そのため、この2週間、いろいろ片付けなければならない仕事に追われておりました。
明日は4時半起き、旅支度はだいたいできたが、
仕事の雑務はまだ終わっとらんー。

3泊マドリッド、4泊バルセロナ。
5年半ぶりのスペインだ〜。
自由時間は最後の1日しかないけどー。

後日、旅日記アップ予定。

Hasta luegoooooooo.


2016年1月6日水曜日

久々のミスター




新年早々、結婚祝いのお返しだと、友人からうれしいプレゼントをもらった。
私の好きなミスター・ピーナッツのガラスジャーである。


↓ ちなみに、ミスター・ピーナッツのお話。

http://yumikowatanabe.blogspot.jp/2014/11/blog-post.html


1991、75th BIRTHDAY という文字が彫られている。
まったくキズのないきれいな状態、デッドストックか。

さあて、何を入れようかな。
入れ物・容器・箱フェチな私。しばらく妄想にふける。
ミスターとしてはやはりピーナッツ入れとするのがベストだろうが、
ジャーの口まで20cm近くの高さがあるので相当な量のピーナッツが入る。
一人で毎日食べていたら鼻血もんでしょうな。
コーヒー豆もいいだろうが、私一人用としてはやはり大きすぎる。
ちなみにコーヒー豆はネットでオーガニックのものを200gずつ購入し、
半分は小さいジャーに入れて、残りは仕方なく冷凍保存している。
本当は100g以下で買いたいが、焙煎機が200g以上でないとダメらしい。
近所に小分けしてくれるいいコーヒー屋があれば理想だが、ないもので。
が、ミスターをくれた友人が住むマンションの1階にコーヒー屋があり、
彼女はそこで豆を購入しているが、やはり200g以上なんだそうだ。
何とかならんのかね?

普段あまり買わないが、たまたま千葉県八街の落花生を先日買っていた。
わずか85gなので、このジャーにそのまま入れても底に薄く転がるだけでスカスカだ。
ならば、落花生のカントゥッチ(ビスコッティ)を作ろうと、思い立った。
夜11時半。
どうして、お菓子を作りたくなるムラムラは、こんな時間にわくんだろうか?


同じくたまたま先日購入して食べていなかった、
IKEAの安い板チョコレート(スペイン産)も砕いて入れてみた。
カントゥッチは2回に分けて焼成する。
1度目を焼いた後、粗熱を取る間にお風呂に入り、
髪を乾かしたりする間に2度目の焼成を行った。
歯も磨いてしまったので、味見はできない
(食べないよう強制的に歯を磨いたと言うほうが正しい)。

今朝起きて、網の上ですっかり冷めた菓子をジャーに詰める。
ちょうど朝食に食べる2本を残して、作った分が収まった。
(もちろん朝食がカントゥッチ2本だけとは誰も言ってません)
今週は家にこもって原稿書きの仕事ばかり。
ということはこの菓子もすべて一人で食べることになるかもしれぬ。
何とかならんのかね?
次は入浴剤でも入れたほうがいいだろうか。