2015年1月5日月曜日

明けましてインフル

新年早々、イマイチ縁起のよくないお話で恐縮ですが、
ワタクシ、ただいまインフルエンザ疾患中につき自宅療養中でございます。
始まりは2日、どうも体のあちこちがだる重いような痛いような。
しかし悪寒はなかったので、いつもの首肩こりのひどいやつかな、と。
その体で昼過ぎに親の家を訪問するも、しんどさは増す一方。
コタツでゴロゴロするふりをしつつ、このまま本当に起きれなくなりそうな予感が。
夜には仕事があるからとか何とか呟いて夕方に家を出た。
刺身とカズノコ、漬物などを持たされた。

自分の家に着き、体温を計ると37度。
一番気分が悪くて苦手な温度だ。
インフルエンザは遠い過去に1回くらいしかかかったことがない、
昭和な人間はかかりにくいとも聞くし、
もっと高熱が出るとも聞くのでおそらく風邪だろう。
ナマモノを食べる気分ではなかったけれど、料理するのもしんどいので
もらった刺身で夕飯を済ませ、買い置きの市販の風邪薬を飲んで寝た。

翌朝の3日、寝床で体温を計ると38度。身体の痛みはますますひどい。
うーん、これはひょっとするとインフルかもしれない。

家とは駅をはさんで反対側にある、休日急患診療所をたずねた。
徒歩10数分の半端にそこそこある距離、坂道もあり体にこたえる。
9時からの診療で私が到着したのが9時半。
混んでいるかもしれないとは思ったけれど。
診療所の外にまで人があふれているではないか。
扉を開くと、下駄箱に入りきらない靴で三和土はあふれかえっている。
(厳密に言うと、この写真は帰り際に撮ったので、だいぶ減っている状態。
着いた時は隙間部分が一切見えず靴が重なり合っていた)


ファミレスのウエイティングシートのように自分の名前を書き込むと、
ああ恐ろしや、私は65番目。
いったいどれくらい待たなければならぬのか。
すでに緑色のビニールスリッパは一つも余っておらず、
靴下でフロアを歩かなければならない。
長椅子もすべて埋まっていて座れない。
冷たいやら気持ち悪いやらで、
どうしたってマイケル・ジャクソンっぽい感じの動きになりますわね。
幼い子を抱いたお母さんで、裸足の人が一人いた。
よほど慌てて来たんだろうか。
しかし冬の朝、起きてまず一番に靴下をはく私にとって、
たとえ財布は忘れても靴下をはき忘れることはあり得ない。
スリッパがあったとしても、素足にビニールスリッパもキモいではないか。
ひょっとしてビョークのつもりなのか?

近所にカフェでもあればそちらで30分くらい過ごしても問題なさそうだが、
あいにく周囲は住宅地で店はない。
しばらくのダンスの後、どうにか長椅子に空きを見つけて座り、
足を浮かせた。
待合室はどういうわけか暖房がイマイチ効いておらず、
私も他の人たちもコートを着たままだ。
みんなマスクをして虚ろな目をしている。本当にスリラーを地でいってる。
患者は幼い子供か、20〜40代くらいの男性が多く、意外と老人は少ない。
「インフルエンザだと思うんですけど、それでも待たされるんですか?」と
ヒステリックに受付で苦情を訴える若い女子。
気持ちはわかるけどね、ここに来ている人の大半がそうなのよ、
待つしかないのよ、そう、ちゃんと順番守らないとね、
君は寒くなり始め〜、君は麻痺させられる〜
‘Cause this is thriller, thriller night〜♫
私を含むスリラー集団が虚ろな目で彼女を見つめる。

耐え難きを耐えること1時間半、ようやく私の名前が呼ばれた。で、お見事A型当選と相成ったのである。(市販の風邪薬を飲むと熱は下がるがインフルの回復を遅らせてよくないそう)
5日間飲むタミフル、今日は3日目。
熱は下がったが、喉の痛みや鼻づまり、体の痛みはまだある。
本日からは仕事をスタートさせないとアカンので、
とりあえずあさってまでは人とは会わずに自宅で仕事。
(どうか、親にうつしていませんように)
食欲はあるのだが、どうも味覚がおかしくなっているので、
イマイチ美味しく感じられないのもツライところ。
さんざんなお正月だったが、
2・3月は仕事の予定がかなり詰まっているため、
今のうちにインフルやっておいてよかったと思うしかない。


みなさんもどうぞお気をつけくださいませ。
休日急患に行く際にはマイスリッパと膝かけのご用意もお忘れなく。
もちろん靴下ははいておくこと。



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