2016年3月14日月曜日

シェフ110号発売!!




ああ、いけない。
スペインへ行ってきますと言ったきり、
ちゃんと生きて帰ってきておりますものの、
2月は丸1カ月間、原稿の〆切関係に追われる日々、
29日になんとか確定申告を終わらせ、
3月に入り自分の誕生日も過ぎてまた一つ歳を重ねてしまい、
そして、もう次の『シェフ110号』 春号が完成、
スペイン旅日記いまだアップできておらず、と。
何でこんなバタバタしてるのだろう、かっこ悪い。

取り急ぎ、『シェフ110号』の宣伝を。
書店売りは3月25日です。
直販はすでに承っておりますので、よろしくお願いします!!
巻頭特集は「料理長の思索」フロリレージュ川手シェフと、
「満足度の中身が見えてくる。」でオマージュ荒井シェフ、ル スプートニク髙橋シェフ。
デザートの特集でキリコ ナカムラも掲載。
それから、例の私のスペイン取材は、
マドリッド・フュージョンでのエル・セジェール・デ・カン・ロカ、
エル・ブジ ラボにてフェラン・アドリア氏、
4月にオープンするバルセロナのフードテーマパークと
同じく4月に行われるアリメンタリアの情報を載せております。


他に、フレンチ割烹 ドミニク・コルビ、カーヴ・ド・コンマ、 アンクルハット、タストゥー、
HAGI、 モティーフ レストラン アンド バー(フォーシーズンズホテル丸の内 東京)、
レストランひらまつ、ラ・ビュット・ボワゼ、南部亭、ポワン、ラ・トゥーエル、サンパ、Coulis、コム・ア・ラ・メゾン、ル リオン、アントゥーカ、ポルト バル ノット、エヴ?、
ビストロ みや乃、ランベリー ビス、チェンチ等が載っております。





2016年1月23日土曜日

me voy. 行ってきます

明日よりスペインへ7泊出張に行ってきます。
そのため、この2週間、いろいろ片付けなければならない仕事に追われておりました。
明日は4時半起き、旅支度はだいたいできたが、
仕事の雑務はまだ終わっとらんー。

3泊マドリッド、4泊バルセロナ。
5年半ぶりのスペインだ〜。
自由時間は最後の1日しかないけどー。

後日、旅日記アップ予定。

Hasta luegoooooooo.


2016年1月6日水曜日

久々のミスター




新年早々、結婚祝いのお返しだと、友人からうれしいプレゼントをもらった。
私の好きなミスター・ピーナッツのガラスジャーである。


↓ ちなみに、ミスター・ピーナッツのお話。

http://yumikowatanabe.blogspot.jp/2014/11/blog-post.html


1991、75th BIRTHDAY という文字が彫られている。
まったくキズのないきれいな状態、デッドストックか。

さあて、何を入れようかな。
入れ物・容器・箱フェチな私。しばらく妄想にふける。
ミスターとしてはやはりピーナッツ入れとするのがベストだろうが、
ジャーの口まで20cm近くの高さがあるので相当な量のピーナッツが入る。
一人で毎日食べていたら鼻血もんでしょうな。
コーヒー豆もいいだろうが、私一人用としてはやはり大きすぎる。
ちなみにコーヒー豆はネットでオーガニックのものを200gずつ購入し、
半分は小さいジャーに入れて、残りは仕方なく冷凍保存している。
本当は100g以下で買いたいが、焙煎機が200g以上でないとダメらしい。
近所に小分けしてくれるいいコーヒー屋があれば理想だが、ないもので。
が、ミスターをくれた友人が住むマンションの1階にコーヒー屋があり、
彼女はそこで豆を購入しているが、やはり200g以上なんだそうだ。
何とかならんのかね?

普段あまり買わないが、たまたま千葉県八街の落花生を先日買っていた。
わずか85gなので、このジャーにそのまま入れても底に薄く転がるだけでスカスカだ。
ならば、落花生のカントゥッチ(ビスコッティ)を作ろうと、思い立った。
夜11時半。
どうして、お菓子を作りたくなるムラムラは、こんな時間にわくんだろうか?


同じくたまたま先日購入して食べていなかった、
IKEAの安い板チョコレート(スペイン産)も砕いて入れてみた。
カントゥッチは2回に分けて焼成する。
1度目を焼いた後、粗熱を取る間にお風呂に入り、
髪を乾かしたりする間に2度目の焼成を行った。
歯も磨いてしまったので、味見はできない
(食べないよう強制的に歯を磨いたと言うほうが正しい)。

今朝起きて、網の上ですっかり冷めた菓子をジャーに詰める。
ちょうど朝食に食べる2本を残して、作った分が収まった。
(もちろん朝食がカントゥッチ2本だけとは誰も言ってません)
今週は家にこもって原稿書きの仕事ばかり。
ということはこの菓子もすべて一人で食べることになるかもしれぬ。
何とかならんのかね?
次は入浴剤でも入れたほうがいいだろうか。







2015年12月13日日曜日

遺伝子検査(後編)


遺伝子検査(前編)

検査の結果が返ってきた。
といっても何か書類が送付されてくるのではなく、webのマイページで見る形である。
「病気」と「体質」の2分野に分かれており、まずは「病気」を見る。
147の病気に対し、私が将来かかるリスクが日本人の平均に対しどれくらいの倍率か、
示されている。
147項目中、矢印が横向きの1倍リスク、つまり日本人として平均的なものは6項目だった。
一方、平均よりリスクの少ない0.99倍以下が83項目、1.01倍以上は58項目。
どうなんでしょう、まあまあ健康なタイプと言えるんすかね?
個々の病気に対しての簡単な説明はあるが、
総合評価は書かれていないので分析ができない。

では、2倍以上のリスクがあるワースト6を発表しよう。
第6位 アトピー性皮膚炎 2.13倍
第5位 心房細動(不整脈の一種)2.17倍 
第4位 末期腎不全 2.33倍
第3位 βサラセミア 3.01倍
βサラセミアって何だ?
コメントを見ると、
「βサラセミアのかかりやすさではなく重症化するリスクの検査」となっている、
これはヘモグロビンの低下による貧血の一種、だそうだ。

第2位 ハンセン病 3.44倍
おっと、ここにきてリスクの倍率がだいぶ高くなっているが、
「現在の日本では新たな感染者はほとんどなく、
早期治療すれば後遺症を残すことなく治癒する」とある。

第1位 もやもや病 4.03倍 

栄えある??第1位だけがいきなりの4倍台である。
以前、徳永英明がかかったと聞いた気がするこの病気、
「5歳前後あるいは40歳前後の成人に多く発症する」んだそうだ。
「脳の動脈が何らかの原因で細くなったり詰まったりする疾患」で、
「血液量を保つために拡張した細い血管の血管網が、
煙がもやもやしているように見えることから」この疾病名がついたのだそう。
日本で発見されたため、海外の医療現場でも「moya-moya」で通るらしいんだが、
他にいい名前なかったかね? 
日本人の場合、誰が聞いても「精神的に晴れない」病と勘違いするのではないか?
外国人の場合も、何だかちょっとふざけているみたいだし。
ちなみに他の脳の血管に関わる病のリスクを見ると、
脳梗塞(アテローム血栓性)0.78倍、脳動脈瘤0.71倍、
脳梗塞(心原性)0.65倍と、こちらはむしろ平均より低いのである。
ということは、脳の血管の病全般がかかりやすいのではなく、
明らかに「もやもや病」にかかる可能性が高いということか。

もう一つ気になったのは、
肥満2度は0.91倍と平均以下なのに対し、

肥満1度は1.21倍、肥満度3が1.78倍とはこれいかに?


続いて「体質」のページに移る。

こちらは125項目ある。
検査項目に対し、低い・中間・高いといった3段階で示されている。
加えて、日本人における割合の度合いが少ないものから並べられ、
最後のほうになると100%、つまり日本人はみなその傾向にある、というものになる。
で、私の場合、トップにある項目は「体脂肪率」「体重」「肥満の指標(BMI)」で
そのすべてが「高い」「重い」「高い」である。
先ほどの肥満度3に対する合致か。
こ、これは激しくショックだ。
体脂肪率の項目をより詳しく見ると、
日本人100%のうち、やや低いタイプは66.3%、やや高いタイプは30.3%、
そして私が当てはまっている「高いタイプ」は、なんとたったの3.5%しかいない。
「体重」や「肥満の指標」についても同様に3.5%とマイノリティなのだ。
私は子供の頃はガリガリだった。
20代になっても、まだ痩せているほうだった。
30代後半くらいから、だんだん贅肉が落ちなくなって、
今は確かに人生の最大体重を更新し続けていることはいるが、
肥満と言われたことはない。
後天的な生活習慣によるものだと思っていたのに、まさか先天性の素質あったとは。

その後に続くのは
タンパク質の摂取傾向」高い3.7%、
「目の角膜の厚さ」やや薄い4.3%。
目は確かに黒目が薄い色なのでそういうことかなと思うが、
タンパク質の摂取が高い遺伝子ってなんなんだ、それは。
説明を読むも、結局のところどうすればいいのかはよくわからないのだが、
日本人の65.3%はタンパク質の摂取がやや低い、31%はやや高い、だそうなので、
3.7%は珍しいタイプなんだろう。

「テロメアの長さ」長い10.2%。
日本人の46.4%がやや短く、43.4%がやや長い中で、長いは10.2%と少ない。
テロメアとはなんぞや?
「染色体をヒモとすれば、テロメアはそれをとめる金具のようなもの」で、
「テロメアが短くなると染色体は不安定になり、最終的には細胞は分裂をやめる」
それがつまり細胞の老化ということだ。
テロメアが長いのは老化のスピードが遅いタイプということですな。

テロメアでちょっとうれしくなったのもつかの間、
「身長」低い「胸」小さい「腰のくびれ」目立たない 
え? なんですか、これは。
するってーと、体脂肪率は高くて背は低く胸も小さくて腰はくびれていない、
あたしゃマトリョーシカか。
あゝ、生まれながらにして「チミはザンネンな体型ですね」と宣言されたようなものだ。
しかし、身長はこう見えて日本人女性の平均なのですよ! あってないじゃん! 
え?他2つはどうか? 
知らん!!

「病気」と「体質」それぞれに、鍵がかかっている項目がいくつかある。
本当に見てよいか、というような覚悟を確認するメッセージがあり、
OKをクリックしないと進めないようになっている。
そんなに恐ろしい結果が待っているのか。
しかしもう、マトリョーシカ宣告されている私には、
何も怖いものなんてありゃしねーぜ。
いざ開けてみたら、そのほとんどがさほど極端な数値でもなかったので、
余計に肩透かしだ。鍵のかける項目を間違っとるぞ。
ただ、一つ、「85歳以上まで長生きする可能性」については、
日本人の86.3%がやや高い、0.5%が低い、そして私は13.2%のやや低い、だった。
へぇーそうか、長生きするタイプではないのだね、私は。
まあ、いい。そうとわかったほうが、これから残りは約30年と思って、
もう少し有意義に生きていこうと思えるし。


この他にも、
「アスパラガスを食べた後の尿から独特の臭いを感じ取る能力」
「麦芽の香りを感じる能力」「苦味の感じやすさ」「光くしゃみ反射」
といった項目まである。
が、検査結果が出た後、この機関から時々メールが送られてきて、
「記憶力」「粘り強さ」「親切心」「打たれ強さ」「音感」など、
追加の検査結果を1項目500円で、唾液の再提出なしにすぐにお知らせします、という。
かー、なんという商売だ。まさに新手の占いではないか。
そういう、いかにも興味をそそるような検査項目を基本には入れず、
ワンコインという絶妙な価格設定のオプションで後出ししてくるとは、
やり方がこすいのぉ。
人の検体を弄んでやしないか。



2015年11月19日木曜日

祈り

私は、暗闇で、寝ている。
横になってはいるが、眠れない。
私の冷たく小さな足を、父の温かく大きな足がはさみ込む。
「あるところにギーギーとガーガーがいました」
父の即興の愉快な物語。

私は、暗闇で、寝ている。
深く寝たような、夢うつつだったような。
今は果たして何時なのか、わからない。
玄関の音がする。
父が帰ってきた。
母が私の容体を報告している声がする。
部屋のドアが開き、光が差し込む。
私は寝たふりをする。
父の冷たい手が、私の熱い額にあてられる。
何も言わず、光のほうへ、スーツの背中が去っていく。

遠い、昔の思い出。



昨日の明け方、不思議な夢を見た。
母が、純白のウエディングドレスを着ていた。
若い頃の母ではなく今の母だった。
父もいたが、どんなだったか、起きた時には忘れていた。
ちょうどその頃、父は永遠に旅立った。

父はいま、白い真綿に包まれて、横たわっている。
私は、おそらく初めて、父の額に手をあてた。
私の手は少し冷えていたけれど、それでも父の額よりは温かい。
私の手は少し震えていたけれど、父の額は微動だにしない。

私はいままで父を温めてやることはできなかったし、
これからは、まったくできない。

どうか、父の眠る場所は闇の中ではなく、光の中であるように、
ただ、そう祈ることしかできないのです。



2015年11月15日日曜日

Mon Salon 発売!!

まいど、宣伝でございます。

スクールとサロン経営とセンス磨きのためのスタイルMook、
『Mon Salon』(誠文堂新光社)が発売されました。

http://www.amazon.co.jp/Mon-Salon-No-01-スクールとサロン運営とセンス磨きのためのスタイルMOOK-SEIBUNDO/dp/4416715021/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1447567889&sr=8-1&keywords=モンサロン





同業者のT子さんより仕事を回していただき、
私は巻頭インタビュー記事の
藤野真紀子さん、丸山洋子さん、藤枝理子さんを担当いたしました。


日頃はシェフや外食店の取材が多いため、
今回の仕事はなかなか新鮮だった。
美しい自宅のサロンで、紅茶やお菓子などを教え、
その後にお茶を飲みながらお喋りに花が咲くひとときが楽しい、
そんな優雅なお話を聞く間、
私は「へーへーほぅ〜」と、
ただひたすら、与作のような相槌を打つばかりでありました。
なぜだろうか、こういう時、私は自分が女ではないような気がする。
さりとて木こりでもないとは思うけれど。

個人のサロンが流行っているのは、
主婦業を中心にしつつ、何らか社会と関わりを持ちたいという女性と、
お稽古ごとをしたいが、弟子のように厳しく教わるのではなく、
ゲストとして丁寧におもてなしされたいという女性、
双方のニーズが合致しているからだろう。

ちなみに私が大人になってから通ったお稽古ごとは、
スペイン語を別とすると、20代の頃のお菓子教室がある。
どれくらい通ったのだったか、1年いや2年か、
今にして思えば、その先生は「サロネーゼ」のはしりだった。
有名なお菓子研究家のお弟子さんの一人で、
ヨーロッパでの研修経験もあり、
一軒家の自宅の一室を教室として使用されていた。
お菓子を作った後は、紅茶とともに試食をした。
先生の口調は「ごきげんよう」な感じだった。
そうか、私も20年以上前にサロネーゼしてたんじゃん。与作じゃないじゃん。

けれど、私の場合は、個人的な趣味というよりは、仕事上、
プロの料理人やパティシエ相手に取材するため、
本格的な菓子のプロセスやコツを知っておきたいからというのが動機だった。
(もちろん料理も本当なら習うべきだっただろうが、
 お菓子の技術のほうが見えない部分が多かった)
そして、スペイン語もそうなのだが、
基本的にグループレッスンが苦手で、お菓子教室もマンツーマンを選んだのだ。
先生が私の作ったお菓子を味見している間、
「ど、どうでしょうか・・・」と、審判を待つ身。
優雅にみなさんとの会話を楽しむという経験はない。
サロネーゼにはナレネーゼ。
与作は独占欲が強くて質実剛健派なのである。
ホーホー。





2015年11月1日日曜日

遺伝子検査(前編)

いつもの新聞集金。
お兄さんは「お知らせがあります」と、1枚のチラシを差し出してきた。
「遺伝子検査、身近になりました。」

テレビなどで見て、ちょっと気になってはいたが、
高そうなので、手が出せずにいた。
が、今ならば、県の助成で40%引きだという。
それでも税込1万9310円するのだが、
この頃、親が弱って何かと世話する機会が増え、
自分自身の身体のリスクも何かわかるのであれば、
調べてみたいと思った。





申し込むとすぐにキットが届いた。
人間の細胞の中には30億文字の遺伝子情報が収まっており、
それを読み取って、体質や将来の病気の傾向などを解析、
3大疾病を主に280項目もの検査結果が出るという。
しかも、検査に使う細胞とは、唾液から取るのだ。
指先を画びょうのようなもので切って血液を取る検査を何かで見たことがあるのだが、
唾液であればチクリも何もない、一番ラクな検査ですねえ。

レモンの写真のカードが入っていて、なんじゃこれは?と思ったら、
唾液をいっぱい出すのに使っておくれということだ。
おそらく海外仕様なんでしょうね、
日本人だったら梅干しの写真のほうが
もっと唾液が出るのではないかなあと思うが
それは私だけかしらん。




こちら(中央)が唾液を入れる容器。
黒い線のところまで唾液を入れるように指示があるが、結構な量ではないか?
改めて考えてみると、歯磨き以外に日頃、
ただ単に唾を吐くという行為をしたことがない。
ええ、ホントですよ、一応アタクシも女子でございますからね。
なので、意外と難しい。
勢いをつけてキレよく吐こうとしても、容器の口が狭いので躊躇してしまう。
じわーっと吐くと、ヨダレが垂れるみたいな感じになってしまう。
が、どうやら容器は上げ底になっているのか(白いフィルムで見えない)、
それとも唾液の量が多いのか、6、7回程度でボーダーラインのところまできた。
レモンのお助けカードを見ないうちに終わった。
泡立っていて、自分の唾ながらキモい。
こんなキモい液体の中に、未来の私の身体のデータが本当に入っているのか?
上の漏斗をはずし、写真左にあるキャップを強く締めると、
中の青い液体が唾液部分に落ちるのでよく振って混ぜよ、とある。

すでにポストに投函してきた。
検査結果は2週間くらい後になるらしい。
さあて、どんな結果になるのかな。
ちょっぴりコワイけれど、
まあ、新種の占いみたいなもんだと思えばいいか。
それにしてはコストがかかり過ぎているか。