桜を楽しむこともなく、4月もすでに12日か。
1週間後に印刷入れを控えている料理本があり、
今年に入ってから、大半の時間をそれに費やしている。
撮影期間を終えると、家にこもってエンエンと原稿、原稿また原稿。
1日12時間パソコンを見続けていると、夜には涙が流れる。
あんた、泣いてんのねえ。by 松山恵子
3月後半、左下奥歯の詰めものが取れてしまった。
かかりつけの歯医者はない。
前回はいつ行ったのだろう、と振り返ると、
2012年の5月、3年前か。
http://yumikowatanabe.blogspot.jp/2012/05/blog-post_08.html
そういえば、両親が通っている歯医者がいいと聞いていた。
私の家からは電車で20〜30分程かかるのだが、
ついでに実家に顔を出すこともできるから、そこへ行ってみることにした。
こじんまりとしているが品の良い雰囲気、BGMはクラシック、
受付や助手の女性が美しい。
予約時間通り、待たされることなく治療室へ。
先生はどうだろう、私と一緒くらいの年齢か、
耳元でささやくような優しい小声で、
口を開けさせる時には「失礼します」と言い、手つきもソフト。
なるほど、これはいいかしもしれない。
取れてしまったものをクリーニングして、もう一度使えるという。
「1年以内にもしまた取れるようなことがあれば、
新しいものに取り替えたほうがよいかと思います」
つまり今回はこの1回きりで治療が終わる。
なんて素晴らしい!
1分1秒、時間が惜しい今の私には大助かりだ。
友人から来たLINEに「すごくいいよ〜今度の歯医者」と打つ。
帰りに親の家に立ち寄った。
ちょうど夕飯時で、いなり寿司だったが、
1時間は食事を控えるように言われているので持ち帰ることに。
自宅に着き、いなり寿司を一口、二口食べると、
ゴロリ。
ん? そんなかたい具が入っとるのかいな?
さっきかぶせたばかりの金属がもう取れてしまった。
すでに診療時間は過ぎていたが歯医者に電話をしてみると、
はかなげな声で先生が直接出た。
事情を伝えると、悲しげに謝られ、
では新しいものを作ることにしましょうということに。
なんだよー、いくら優しくったって、ダメじゃん。
新しいものを作る場合、型取りとはめるのと2回行かなければならない。
くー、もったいない時間だったなあ。
通えもしない遠方の友人に「ここいいよ〜」とウキウキ自慢した私はマヌケだ。
その後、しばらくは行く時間がどうにも取れず、
ようやく今月に入って2回行ってきた。
治療後、先生は恐る恐るという感じで
「あの、間違っていたら申し訳ないですが、例えばパソコンをやっている時などに
奥歯を強く噛みしめるクセがあるのではないかと思われます。
肩こりがひどくなったりしますし、歯にもよくないので、
なるべく気づいたら離すようにしていただければと。
初回の時にもっと噛み合わせをよくチェックすればよかったのですが・・・すいません」
と言った。
なんでそんなに低姿勢なのかわからないが、
自分の噛みグセのせいもあってすぐに取れてしまったということなのか。
最近、テレビの健康番組でも目にしていた、噛み締めグセ。
パソコンの縁に「歯を離す!」と書いた付箋を貼っておくとよいなどとやっていた。
王貞治氏はその昔、噛み締めてバッティングするせいで歯がボロボロになった
という昭和ネタを思い浮かべつつ、自分はやっていないと思っていた。
しかし、やっていたのか。ショックだ。
他の歯もひと通り診たが、特に問題はないという。
ほんとに? 先生、遠慮してんじゃない?
普通は「次回、歯石とりましょう」とか言うんじゃないのか?
知覚過敏については、もう年齢的に歯茎が下がってくるので仕方ないそうで、
「歯を磨く時にできるだけ優しくゆっくりと、お願いします」
と、お願いされた。最後まで先生は小声で低姿勢なのだった。
結局のところ、いい歯医者なんでしょうかね?
今日もパソコンに向かいつつ、時々意識して、
腹話術の人形のように「アー」と口を開けるようにしている。
2015年4月12日日曜日
2015年3月21日土曜日
シェフ106号発売!!
『シェフ106号』春号、完成しております! もうすぐ書店にも並びます。
巻頭特集は「料理とワインのペアリング最前線」です。
シックプッテートル、祇園mavo、ラ・ボンヌ・ターブルに取材しています。
グランシェフはラ・ブランシュとラ・ロシェル南青山、
春のスペシャリテはレストラン・ランス・YANAGIDATE、エメ・ヴィベール、
ディファランス、ジャン-ジョルジュ 東京、レザンファン ギャテを掲載。
「地方のレストランを訪ねて」は、富士宮のレストラン ビオス、
マダムインタビューはビストロ天下井です。
他に、アニュ ルトゥルヴェ・ヴー、リゴレ、メゾン・ド・ラ・ブルゴーニュ、
サンマキアージュ、小藤食堂、タブローズ、ルエ ヴェル ロール、レストランキノシタ、
ラ ペ、グリグリ、イル プレージョ、フロリレージュ、
アジュール フォーティーファイブ(ザ・リッツ・カールトン東京)、フーゴー、
カラペティ バトゥバ!、レストランオカダなどなど。
フロマージュのフェルミエもちらりと出ています。
掲載店の皆様、ご協力ありがとうございました。
宣伝もどうぞよろしくお願い致します。
宣伝もどうぞよろしくお願い致します。
2015年3月12日木曜日
呆然は役立たない
昨日の出来事。
取材を終えて、靖国通りに面した地下鉄口に向かって歩いていたら、
歩道で手を大きく挙げている中年男性が目に入ってきた。
足元には盲導犬。
その人の横を通り過ぎ、階段に差しかかったところで
やっぱり気になって、振り返り、様子をうかがう。
歩道側の車線にはタクシーがなかなかやって来ない。
センター車線には空車のタクシーが数台来たのだが、通り過ぎていく。
私がとめましょうかと申し出て、代わりに手を挙げた。
ほどなくしてタクシーがとまった。
おそらく、私の陰で盲導犬の姿は運転手に見えていなかったのだろう。
ドアが開き、彼らを誘導しようとしたら、
白髪の運転手はあからさまに嫌な顔をして
「犬乗せんの?」「毛が落ちるんじゃないのぉ?」と言った。
ノーとは言わずとも拒否していることは明らかだ。
私は、呆然としてしまった。口ぽかーんと。
こういうのを本当に呆然って言うんですね。
しかしそれは、犬を連れた男性にとってはただの沈黙の時間でしかない。
運転手の嫌味な顔を彼が見えないことはある意味幸いな気がするが、
おそらくすべて心の目でお見通しだろう。
「ああ、じゃあいいです」と彼は引き下がった。
タクシーはそそくさとドアを閉め、走り去った。
そこでようやく我に返った私は、
「ええっ? こんな、こんなバカな話があるの?なんで?」とわめいた。
「まあね、結構あることですよ。でもいいです、そういうタクシーに乗ってもね」
と男性。
「そうですよね、気分悪いですよね、次探します」と
私は再び手を挙げた。
1分くらい後に次がとまった。
私は心の中で、今度拒否してみろーただじゃおかんぞっと息巻いていたので、
おそらく凄みのある態度で
「乗せてくださいっ!」と言ったと思う。
そのタクシーの運転手はさっきとは関係ないのだけれど、
ウェルカムな雰囲気でもなさそうだったので、つい。
彼を見送った後、私はまだ怒りと悲しみがおさまらなかった。
そして、自分の不甲斐なさにも腹立たしくなった。
なんでピシッと言い返せなかったのか。
バカ。アホ。役立たず。
乗車拒否の苦情は、公益財団法人「東京タクシーセンター」というところに
伝えるのがよいと聞き、すぐにメールを送った。
そして今、センターから電話がかかってきた。
「決して許されないことです。運転手を特定して厳重注意したい」と
なかなかちゃんとした対応で少し安心したけれど、
ここでまたしても私の不甲斐なさが浮上する。
会社名と車体の色だけは覚えていたのだが、ナンバーの一部など
確実に絞り込める要素を記憶していないのだ。
もし次に同じことがあったら、呆然とせずに毅然と言いなさいよ。
タクシーは ナンバー覚えて ナンボのもの。だぞ。
それにしても。
盲導犬は座席に座るわけでもなく、服だって着ている。
多少は毛が落ちるのかもしれないけれど、
靴の裏だかズボンの裾だかに少しついたくらいで、
それに気づく人がどれほどいるのだろうか。
あるいは、犬が降りた後、運転手はささっと点検するくらいできるでしょうよ。
友人のお父さんは元タクシー運転手で、粘着テープのコロコロを用意していたそうな。
取材を終えて、靖国通りに面した地下鉄口に向かって歩いていたら、
歩道で手を大きく挙げている中年男性が目に入ってきた。
足元には盲導犬。
その人の横を通り過ぎ、階段に差しかかったところで
やっぱり気になって、振り返り、様子をうかがう。
歩道側の車線にはタクシーがなかなかやって来ない。
センター車線には空車のタクシーが数台来たのだが、通り過ぎていく。
私がとめましょうかと申し出て、代わりに手を挙げた。
ほどなくしてタクシーがとまった。
おそらく、私の陰で盲導犬の姿は運転手に見えていなかったのだろう。
ドアが開き、彼らを誘導しようとしたら、
白髪の運転手はあからさまに嫌な顔をして
「犬乗せんの?」「毛が落ちるんじゃないのぉ?」と言った。
ノーとは言わずとも拒否していることは明らかだ。
私は、呆然としてしまった。口ぽかーんと。
こういうのを本当に呆然って言うんですね。
しかしそれは、犬を連れた男性にとってはただの沈黙の時間でしかない。
運転手の嫌味な顔を彼が見えないことはある意味幸いな気がするが、
おそらくすべて心の目でお見通しだろう。
「ああ、じゃあいいです」と彼は引き下がった。
タクシーはそそくさとドアを閉め、走り去った。
そこでようやく我に返った私は、
「ええっ? こんな、こんなバカな話があるの?なんで?」とわめいた。
「まあね、結構あることですよ。でもいいです、そういうタクシーに乗ってもね」
と男性。
「そうですよね、気分悪いですよね、次探します」と
私は再び手を挙げた。
1分くらい後に次がとまった。
私は心の中で、今度拒否してみろーただじゃおかんぞっと息巻いていたので、
おそらく凄みのある態度で
「乗せてくださいっ!」と言ったと思う。
そのタクシーの運転手はさっきとは関係ないのだけれど、
ウェルカムな雰囲気でもなさそうだったので、つい。
彼を見送った後、私はまだ怒りと悲しみがおさまらなかった。
そして、自分の不甲斐なさにも腹立たしくなった。
なんでピシッと言い返せなかったのか。
バカ。アホ。役立たず。
乗車拒否の苦情は、公益財団法人「東京タクシーセンター」というところに
伝えるのがよいと聞き、すぐにメールを送った。
そして今、センターから電話がかかってきた。
「決して許されないことです。運転手を特定して厳重注意したい」と
なかなかちゃんとした対応で少し安心したけれど、
ここでまたしても私の不甲斐なさが浮上する。
会社名と車体の色だけは覚えていたのだが、ナンバーの一部など
確実に絞り込める要素を記憶していないのだ。
もし次に同じことがあったら、呆然とせずに毅然と言いなさいよ。
タクシーは ナンバー覚えて ナンボのもの。だぞ。
それにしても。
盲導犬は座席に座るわけでもなく、服だって着ている。
多少は毛が落ちるのかもしれないけれど、
靴の裏だかズボンの裾だかに少しついたくらいで、
それに気づく人がどれほどいるのだろうか。
あるいは、犬が降りた後、運転手はささっと点検するくらいできるでしょうよ。
友人のお父さんは元タクシー運転手で、粘着テープのコロコロを用意していたそうな。
2015年3月2日月曜日
〆切前ソング
仕事が詰まって焦ってくると、ライター仲間のT子さんは、
松田聖子の瑠璃色の地球が頭の中をぐるぐる回るらしい。
「夜明けのこない夜はないさ〜」と。
ほぅ。私は違うな。私はこれだ。
「知らない街を歩いてみたい どこか遠くへ行きたい」
永六輔&中村八大の黄金コンビ、歌うはジェリー藤尾である。
あるいは、フォーリーブスの
「にっちもさっちもどうにもブルドッグ。WOW」である。
おない年なのにこの違いはなんだ?
は〜、どうしましょう、いろんな〆切が今月後半にみんな仲良く横並び。
毎月〆切何十本とかって人気作家たちは、いったいどんなふうに
精神をコントロールしているのだろう。
(頭の中ではどんな歌が回っているのか、回らないのか)
加えて今月は確定申告〆切。
今年で3回目、恋も2度目なら〜少しは上手に〜と明菜も言ってるんだから、
それが3回目ともなれば、もう五月みどりくらいの手練手管でこなしてもいいはずだ。
しかし来週に持ち越すのは危険と判断し、昨日、意を決して作成した。
たいして幅広い仕事をしているわけでもないのだし、
要領のいい人なら、1時間程度でできるのではないか?
ところが、私は7570円と5750円の間違いをおかし、
そんなこんなで5時間近くかかってしまった。
去年ですら、そんなにかからなかったのに。
ともあれ、とりあえず無事出し終えた。
あとは〆切までしゃかりきにやるしかない。
しゃかりきって、釈迦力ですよね。
お釈迦様も人を幸せにするためにそんなに頑張ったのか。
ああ、いま、私の頭の中には、お富さんのお釈迦様が出てくるフレーズが浮かんでいる。
もっと、今ふさわしい歌はないのか!!!!
松田聖子の瑠璃色の地球が頭の中をぐるぐる回るらしい。
「夜明けのこない夜はないさ〜」と。
ほぅ。私は違うな。私はこれだ。
「知らない街を歩いてみたい どこか遠くへ行きたい」
永六輔&中村八大の黄金コンビ、歌うはジェリー藤尾である。
あるいは、フォーリーブスの
「にっちもさっちもどうにもブルドッグ。WOW」である。
おない年なのにこの違いはなんだ?
は〜、どうしましょう、いろんな〆切が今月後半にみんな仲良く横並び。
毎月〆切何十本とかって人気作家たちは、いったいどんなふうに
精神をコントロールしているのだろう。
(頭の中ではどんな歌が回っているのか、回らないのか)
加えて今月は確定申告〆切。
今年で3回目、恋も2度目なら〜少しは上手に〜と明菜も言ってるんだから、
それが3回目ともなれば、もう五月みどりくらいの手練手管でこなしてもいいはずだ。
しかし来週に持ち越すのは危険と判断し、昨日、意を決して作成した。
たいして幅広い仕事をしているわけでもないのだし、
要領のいい人なら、1時間程度でできるのではないか?
ところが、私は7570円と5750円の間違いをおかし、
そんなこんなで5時間近くかかってしまった。
去年ですら、そんなにかからなかったのに。
ともあれ、とりあえず無事出し終えた。
あとは〆切までしゃかりきにやるしかない。
しゃかりきって、釈迦力ですよね。
お釈迦様も人を幸せにするためにそんなに頑張ったのか。
ああ、いま、私の頭の中には、お富さんのお釈迦様が出てくるフレーズが浮かんでいる。
もっと、今ふさわしい歌はないのか!!!!
2015年2月22日日曜日
なぜドアを開けたんだろう
先週の関西出張から、今週は栃木の蔵元へ日本酒造りの取材で2泊。
金曜は日帰りで札幌のフレンチ取材、と慌ただしく寒いところばかり巡っている。
が、栃木では近くに温泉があったため、立ち寄り湯を堪能できた。
1泊目に行ったのは喜連川(きつれがわ)温泉と言い、
日本三大美肌の湯らしい。知らんかった。
2泊目は喜連川早乙女(そうとめ)温泉で、すぐ近くだが源泉は違う。
なるほど、こっちは硫黄の匂いが強く、しょっぱい。
いずれの夜も、温泉に来ている人は地元のお年寄りばかりで、
その中においては、私はまだピチピチ娘と言えまいか。
だいたいおばあさんは2つのタイプに分けられる。
たっぷり脂ののったツルツルの広い背中を見せて、
岩風呂の縁にどっかりと座ってほてりを冷ましているトド系か、
湯けむりの中、痩せた肩を浸け、シワシワの赤ら顔だけ出している小柄なニホンザル系か。
私はどんなバアさんになるのだろうかなあ。
洗面所にはこんな張り紙があった。
ここでは綿棒が大変貴重な品であるらしい。
昨日からは、大量に溜まっている原稿書き&レシピ書きをスタートさせた。
来月の締め切りまで、1分の無駄も許されない(はずだ)。
ひと昔前の漫画やドラマに出てくるような「書類の山」なぞはなくて、
すべてはこのパソコンに入っているというか入れていくわけだが、
イメージ的には、目の前にエベレストだかキリマンジャロだかが間違いなくそびえている。
そんな折、インターフォンが鳴った。
モニターには見知らぬ男。
基本的に、いつもの新聞の集金と宅配便の人以外は応対しないことにしている。
なのにぃ〜なーぜー私は出たのか? (←若者たちのメロディで)
はい、そうです、某⚪︎⚪︎Kです。
断っておきますが、私は受信料は支払っておりますよ。
BSの受信について契約の変更がありましてどうのこうのと
今ひとつ要領を得ない説明なのだが(そこがまた向こうのテクだろう)、
ピシャリと切ることがなぜかできず。
子ヤギの私はとうとうドアを開けてしまいました。
お兄さんは、お笑いのインパルスの板倉あたりが演じる、
なんかこう、控えめで優しそうな、それでいてイラッとさせる態度で、
(これこれなんですよぉ〜と言うたびに両膝を深く曲げたり、
上体を横に曲げたりするかわいぶりアクション等)
いかに自分は怪しい人間ではないですよ〜な話からスタートし、
あとこれで最後です、と言いながら立て続けに説明していく。
気づけばサインさせられていた。
このマンションはオーナーがケーブルを引いてBSが見られる状態なので、
観る観ないに関わらず衛星契約となる、1カ月につき、
プラス970円も払わないといけないんだとさ。高い!!
「これで本当に最後なんですが、この後、お客様のおうちに電話がかかってきます。
契約のお礼と、私の対応がどうであったかをお答えいただく30秒程度の電話なのですが、
ご面倒でしょうから、今、この場で私から電話をかけてしまいますので、ちょっとだけ
お願いします。できましたら、悪い評価はしないでいただけたらありがたいのですが」
それまでは言われるがまま、気の抜けたような私であったが、
ここに来て、フッと目が覚めた。
「はぁ? お断りしますっ!」
それってアンケートでしょう? 任意であり、強制されるものじゃないだろうよ。
ましてや、なんで今ここでインパルスが電話して私に代わるのさ?
あなたの態度がいい悪いとかじゃなく、そんなシステムが解せないと伝えてくれ、
と言ったら、ものすごく困った顔をして、そこをなんとか〜としつこく食い下がってきた。
絶対嫌だと言ってドアを閉め、その後、
早速家に2回電話がかかってきたけれど、あたしゃ出ませんからね。
まあしかし、そんなところで突っぱねても、
すでに契約してしまい、向こうにとっちゃ痛くもかゆくもないのだ。
忙しくてテレビ観ている時間なんてないのにヨー。
金曜は日帰りで札幌のフレンチ取材、と慌ただしく寒いところばかり巡っている。
が、栃木では近くに温泉があったため、立ち寄り湯を堪能できた。
1泊目に行ったのは喜連川(きつれがわ)温泉と言い、
日本三大美肌の湯らしい。知らんかった。
2泊目は喜連川早乙女(そうとめ)温泉で、すぐ近くだが源泉は違う。
なるほど、こっちは硫黄の匂いが強く、しょっぱい。
いずれの夜も、温泉に来ている人は地元のお年寄りばかりで、
その中においては、私はまだピチピチ娘と言えまいか。
だいたいおばあさんは2つのタイプに分けられる。
たっぷり脂ののったツルツルの広い背中を見せて、
岩風呂の縁にどっかりと座ってほてりを冷ましているトド系か、
湯けむりの中、痩せた肩を浸け、シワシワの赤ら顔だけ出している小柄なニホンザル系か。
私はどんなバアさんになるのだろうかなあ。
洗面所にはこんな張り紙があった。
ここでは綿棒が大変貴重な品であるらしい。
昨日からは、大量に溜まっている原稿書き&レシピ書きをスタートさせた。
来月の締め切りまで、1分の無駄も許されない(はずだ)。
ひと昔前の漫画やドラマに出てくるような「書類の山」なぞはなくて、
すべてはこのパソコンに入っているというか入れていくわけだが、
イメージ的には、目の前にエベレストだかキリマンジャロだかが間違いなくそびえている。
そんな折、インターフォンが鳴った。
モニターには見知らぬ男。
基本的に、いつもの新聞の集金と宅配便の人以外は応対しないことにしている。
なのにぃ〜なーぜー私は出たのか? (←若者たちのメロディで)
はい、そうです、某⚪︎⚪︎Kです。
断っておきますが、私は受信料は支払っておりますよ。
BSの受信について契約の変更がありましてどうのこうのと
今ひとつ要領を得ない説明なのだが(そこがまた向こうのテクだろう)、
ピシャリと切ることがなぜかできず。
子ヤギの私はとうとうドアを開けてしまいました。
お兄さんは、お笑いのインパルスの板倉あたりが演じる、
なんかこう、控えめで優しそうな、それでいてイラッとさせる態度で、
(これこれなんですよぉ〜と言うたびに両膝を深く曲げたり、
上体を横に曲げたりするかわいぶりアクション等)
いかに自分は怪しい人間ではないですよ〜な話からスタートし、
あとこれで最後です、と言いながら立て続けに説明していく。
気づけばサインさせられていた。
このマンションはオーナーがケーブルを引いてBSが見られる状態なので、
観る観ないに関わらず衛星契約となる、1カ月につき、
プラス970円も払わないといけないんだとさ。高い!!
「これで本当に最後なんですが、この後、お客様のおうちに電話がかかってきます。
契約のお礼と、私の対応がどうであったかをお答えいただく30秒程度の電話なのですが、
ご面倒でしょうから、今、この場で私から電話をかけてしまいますので、ちょっとだけ
お願いします。できましたら、悪い評価はしないでいただけたらありがたいのですが」
それまでは言われるがまま、気の抜けたような私であったが、
ここに来て、フッと目が覚めた。
「はぁ? お断りしますっ!」
それってアンケートでしょう? 任意であり、強制されるものじゃないだろうよ。
ましてや、なんで今ここでインパルスが電話して私に代わるのさ?
あなたの態度がいい悪いとかじゃなく、そんなシステムが解せないと伝えてくれ、
と言ったら、ものすごく困った顔をして、そこをなんとか〜としつこく食い下がってきた。
絶対嫌だと言ってドアを閉め、その後、
早速家に2回電話がかかってきたけれど、あたしゃ出ませんからね。
まあしかし、そんなところで突っぱねても、
すでに契約してしまい、向こうにとっちゃ痛くもかゆくもないのだ。
忙しくてテレビ観ている時間なんてないのにヨー。
2015年2月11日水曜日
関西出張3〜5日
関西出張3日目
京都をチェックアウトし、
→大阪の「大庵」→芦屋の「メゾン・ド・ジル」→大阪の「ユニッソン・デ・クール」、
そして4日目
再び芦屋へ行って「京料理 たか木」、
その後、京都に戻るという、大阪⇄芦屋いったりきたり。
すでに疲れが出てきたか、ブログに載せるための店外観写真をほとんど撮り忘れた。
京都をチェックアウトし、
→大阪の「大庵」→芦屋の「メゾン・ド・ジル」→大阪の「ユニッソン・デ・クール」、
そして4日目
再び芦屋へ行って「京料理 たか木」、
その後、京都に戻るという、大阪⇄芦屋いったりきたり。
すでに疲れが出てきたか、ブログに載せるための店外観写真をほとんど撮り忘れた。
こちらは「京料理 たか木」。
さすがは芦屋、行く道中、前も後ろもベンツ多し。
この日のおやつだけは撮っていた。
ル・シュクレ・クールのパンいろいろ。
そして本日、最終日の5日目は、朝8時前に京都の「木乃婦」入り。
外は雪が舞っていてすごく寒かったが、
また、前日の芦屋でも同様に舞っていたのだけれど、
格子窓から見る雪の京都は、
なかなかロマンチックでええですなあ。
午後は名古屋に寄り、ホテル1軒で取材。
今回の出張では連続9店の取材でなかなかハードでした。
掲載する媒体についてはまだお知らせできず、すみません。
行きは新幹線で、帰りはカメラマンの車で東京に戻ってきたのだが、
ワタシ、ものすごく久しぶりに東名高速にのったということに気づいた。
もちろん新東名も初めてである。
そこで、何が驚いたって、パーキングエリアのトイレのすんばらしさ。
思わず写真に撮ってしまった(誰もいませんでした)。
思わず写真に撮ってしまった(誰もいませんでした)。
私の知っているPAのトイレとはまるで違う。
寒くない室内、まったく臭いのしない清潔ピカピカ、
パウダールームも別に完備。
トイレ前の屋外の分別ゴミ箱もおしゃれというかいい感じだったので、
思わず「ゴミもすごい!!!」と声に出して言った。
興奮して「箱」をつけ忘れた。
興奮して「箱」をつけ忘れた。
そばにいる(はずの)カメラマンに向かって言ったのだが、
彼はそこにいなかった。
たまたまゴミを出しにきた女性が、私をかなり怪しんで見ている。
そりゃそうだろう、一人で「ゴミもすごい!!!」って、
何のことやらわからんよな。
何のことやらわからんよな。
2015年2月7日土曜日
関西出張1〜2日目
昨日から仕事で京都に来ております。
久しぶりの京都、ちょっとは寺社・仏閣拝観なぞ楽しみたいところだが、
撮影ががっつり入っていてまったく見る暇なし(涙)。
ざっくりな写真で手抜きさせてもらいます。
泊まっているビジネスホテルには大浴場がある。
初日の昨夜、お風呂から出て着替えようとしていたら、
となりで先に着替えていた、おそらく20代だけれどもおばさん顔の女子が
「すみません、ちょっとのぼせたのか気分が悪くなってしまって・・・
ドリンクを買いたいんですが、お金を貸してもらえませんか?
すみません、後ですぐに返しますので・・・」
と言う。
私も風呂あがりに買おうと思っていたため、ちょうど200円持っていた。
「大丈夫?」と慌てて小銭を渡し、「そこに座ったほうがいいよ」などと世話を焼いた。
彼女は目の前にある自販機でポカリスエットを買い、
マッサージチェアに座ってしばらくぼんやりしていた。
私が着替え終わる頃、彼女は立ち上がり、
「どうもありがとうございました」
と言った。
もう返す気はないらしい。
・・・・・あまりに具合悪くてそこまで考え及ばずだったと思うことにしよう。
水道の水を飲むという手があることも浮かばなかったのだと思うことにしようじゃないか。
久しぶりの京都、ちょっとは寺社・仏閣拝観なぞ楽しみたいところだが、
撮影ががっつり入っていてまったく見る暇なし(涙)。
ざっくりな写真で手抜きさせてもらいます。
取材1軒目「菊乃井」。
初夜のお菓子(語弊があるな)。
以上、すべて2軒目取材「祇園さゝ木」にて。
取材先とは関係がない店のはり紙。「慣れるまで」の格差が切ない。
合間に寄った、自家焙煎珈琲と本と音楽の店「HiFi Cafe」。
ネルドリップでじっくりいれる方式のため、多少時間がかかるが、
藤岡弘、ほどではない。
取材3軒目「リョウリヤ ステファン・パンテル」。
今夜のお菓子。
泊まっているビジネスホテルには大浴場がある。
初日の昨夜、お風呂から出て着替えようとしていたら、
となりで先に着替えていた、おそらく20代だけれどもおばさん顔の女子が
「すみません、ちょっとのぼせたのか気分が悪くなってしまって・・・
ドリンクを買いたいんですが、お金を貸してもらえませんか?
すみません、後ですぐに返しますので・・・」
と言う。
私も風呂あがりに買おうと思っていたため、ちょうど200円持っていた。
「大丈夫?」と慌てて小銭を渡し、「そこに座ったほうがいいよ」などと世話を焼いた。
彼女は目の前にある自販機でポカリスエットを買い、
マッサージチェアに座ってしばらくぼんやりしていた。
私が着替え終わる頃、彼女は立ち上がり、
「どうもありがとうございました」
と言った。
もう返す気はないらしい。
・・・・・あまりに具合悪くてそこまで考え及ばずだったと思うことにしよう。
水道の水を飲むという手があることも浮かばなかったのだと思うことにしようじゃないか。
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