着なくなった洋服をさほど迷うことなく捨てられる人とそうでない人がいる。
私は後者だ。
断捨離したいと思いながらも、何年も前の服が捨てられない。
加えておそらく物持ちがいいほうなので、
着ていない服だけでなく、ずっと着ており捨てられない服も多い。
特に、家で着るカットソーとかTシャツのたぐいは、
ヨレヨレになってきたくらいが着心地が良いのである。
「あなた、その服で電車に乗れますか?」を
捨てるか捨てないかの目安としたら良かろう、と思う。
思うのだが、「乗らなきゃいいのさ、ハハン」とすぐに開き直る。
「あなた、その服で宅配業者の訪問に出られますか?」が身の丈基準か。
(おかしな格好はエプロンで隠すという技もあるのだが)
物持ちの良さは、こんなところにもあらわれる。
詰め替え容器、ずっと昔のものをくり返し使用してきた。
久しぶりに容器ごと購入してみたら、
デザインの今昔に感慨もひとしおである。
ロゴの書体も変えてしまうものなんだなあ。
前のほうがふんわり感が表現されていていい気もするのだが、
野暮ったいってことなんだろう。
しばらく見ていると、「アクロン」ってどういう意味なんだ?と気になってきた。
ライオンのホームページを見たら、
「特別の意味はないが、当時、化学繊維が増えつつあり、
化繊の代表としてアクリルとナイロンから生まれた造語」だとある。
特別の意味はないが、と言っちゃうところがライオンさん、すごいねなんだか。
アクリル+ナイロンが商品名だと知ると、
アクロンなら毛糸洗いに自信がもてます〜♪ by 小堺一機
は、ウール100パーに対しても自信もてるの? とやや心配になるが。
一方、柔軟剤「ソフラン」はソフトでランランな気分から、だそう。
こちらの場合は、特別な意味があると言えるのか否か。
昔のアクロンと今のアクロン、パッケージもロゴ書体も変わっているのに、
アクロンというものに対しての消費者のイメージは変わらず、
買う時に迷うこともない。
私たちは何をもってしてアクロンはアクロンだと見分けているかというと、
おそらくはその名前とピンク色にある。
アクロンたらしめるに最も重要である名前が、
しかし特別の意味はない、のだ。
その昔ポピュラーだった「エメロン」、これもライオンの製品だが、
こちらは女性的なイメージから宝石のエメラルドを取って、
「エメラルド+ライオン」でエメロンになったらしい。
しかしライオンの面影は「ン」しかないではないか。
なんでロンなのだ。「観音(かんのん)」のような連声的変化か。
洗剤の「トップ」は常に最高の洗浄力を目指すから、
キッチンペーパーの「リード」は一歩先行くキッチンライフからと、
ライオンには頂上系のネーミングもしばしば見られる。
いま、もし最新の洗剤が出るならば「レジェンド」、
ペーパーなら「KAMI(神)」あたりはどうか。
と思ったが、洗剤の「アリエール」(P&G)は
ヘブライ語で「神」の意味なんだそうだ。
ああそういえば生理用品で「Megami」(大王製紙)もあるのだった。
洗剤のCMで、汚れ落ちを比較するパターンが昔からある。
(ライオンの競合、花王のアタックなど)
あれを見るたび、JAROに言いつけてやりたくなる。
自社従来品はまるで汚れが落ちていないのである。
少し前まではその製品で「真っ白になる」と宣伝していたはずなのに、
過去のものとなった途端、黄ばみだらけの仕上がりを悪びれもせず見せている。
詐欺にはならんのですかね?
と、そんなくだらないところに憤慨する自分は
なんて生真面目で小さい人間なんだろうと、
洗剤CMのせいでなぜかムダに軽く落ち込む。
ところで、衣類の洗濯表示に、40℃などの温度表示がされている。
私はこれが適正温度だと長らく思っており、
しかしそうではなくて、限界温度だと知った時にはちょっとした衝撃だった。
衣類から話がそれるが、ごく最近に知ったことで同様に驚いたのは、
掃除機のコードの黄色テープの意味だ。
赤色はコードの限界、黄色は間もなく限界を知らせるものとばかり思っていた。
しかし、テレビのバラエティ番組で、
実は黄色の意味は「電気コードをここまで出してください」だと言うのだ。
電機メーカーの人がインタビューにそう答えている。
コードを充分に引き出さずに掃除機をかけると、
内部で熱を持ってしまうのだと。
その事実に驚くとともに、それならばなぜ、黄色(=注意信号)を
採用したのだ?という疑問がわいたのだが、
テレビの取材ではそこには触れていなかった。
ここまで出しましょう、なら青色のほうがふさわしいのではないか?
テレビはどうしてそこんとこ、突っ込んで聞かないのだ〜??
気になって仕方ない私は、自分の掃除機のトリセツを見てみた。
「黄マーク以上出さないでください(断線の原因になります)」
どういうことだ。
黄色は限界の印ではないか。
ここまで出してくださいとはどこにも書かれていないぞ。
メーカーによって解釈が違うのか?
限界なのであれば、なぜ黄色ではなく赤色にしないのか。
黄色がストップならば、じゃあ、赤色まで出すとどうなるのか?
赤色については・・・何も触れられていない。
何かよほど、特別な意味があるのだろう。
2014年4月16日水曜日
2014年4月9日水曜日
IKEAよ
先月末、久しぶりにIKEAに行ってきた。
これから山場を迎えるスパイスのレシピ本の編集、
スパイス料理の試作の日々が始まる。
まずはスパイスを多種揃えなければならない。
市販のスパイス瓶は振り出すのを前提に小さい穴があいているが、
ラーメンにこしょうを振るような目分量ではなく、
計量スプーンではかる必要がある。
そのため、穴つきキャップは邪魔であり、更にそれをはずしても
口が狭いためスプーンが入らず実に不便なのですねえ。
口が広くて、なおかつあまり大きすぎず、
手頃な価格の瓶はないものかーと探していたところ、
IKEAの商品で発見したのでした。
IKEAは自宅から1時間かからずに行ける距離にある。
オープン当初、ウキウキワクワク出かけ、
店内物色も楽しいことは楽しかったのだが、
どういうわけか結局、購入したのは紙ナプキンだけだった。
そういえば10代の頃、生まれて初めて原宿に行った時に買ったのは
スマイルマークの缶バッチ1個だったなあ。
おのぼりさんが舞いあがっちゃってまともに買い物できないのか、
期待が大きかっただけに現実を知って冷めてしまうのか、
自分でもよくわからんが。
今回購入したのはこちら、2つで299円(消費税増税前)。
とりあえず5セット10個を購入。
安いだけあって、雑な感じではあるがまあ許せる範囲だ。
大さじは入らないのだが、ほとんどのレシピは小さじなので大丈夫。
ついでにこちらも買ってみた。3個999円。
買う時には気づかなかったのだが、
こちらの容器は底にマグネットがついており、冷蔵庫などにはりけられるのだ。
(中身は商品についているダミー写真のまま)
こうなっていることで便利かな?
まだ中身を入れていないので実感できておりません。
以前、テレビのドキュメント番組で、IKEAの戦略みたいなことをやっていた。
IKEAの商品は日本の家庭では大き過ぎると思われている、
そのイメージを払拭するため、◎㎥にはこんな感じ、と
コンパクトなスペースに家具をおさめた展示法にしているんだとか。
意外とそんなに“すごく大きくはない”のかもしれないが、
でもやっぱり、大きいものが多いと思う。
家具に限らず、例えばテーブルクロス。2000円以下と安い。
しかしサイズを見ると180×240cm、ラベルには横に3人並ぶ6人掛けのイラストが。
わが家のダイニングテーブルは横2人の4人掛け85×150cmで、
IKEAのクロスだと、たっぷり余る。
横3人のテーブルのある家って、果たして何パーセントなんだ?
大きいに加え、壁に打ちつけるものが多いのも、
日本の住宅事情にフィットしていないと思う。
驚いたのは、IKEAには通販代行なる世界があることだ。
IKEAはネット販売していないのだが、
さまざまな業者が買い物代行をしている。
商品は割高で、先のスパイス瓶2個が配送料込み(関東圏)で1680円とかね。
ひぇ〜。
でも、あれか、店から遠い所に住んでいる人だと
往復の交通費を考えたら、1680円でも安いのか。
そこまでしてでもIKEAの商品が欲しいのか。
IKEAは非公認のようだが、横行しているのは黙認されている証拠では。
なんだかなあ。
お洒落な雰囲気でしかも安いというのがIKEAの魅力なのだろう。
でもどうしてか、家具を買う気にはなれないなあ私は。
せいぜい瓶と紙ナプキンで充分だ。
今回も紙ナプキンを購入しました。
(そんなに紙ナプキンってマストアイテムだっただろうか?)
これから山場を迎えるスパイスのレシピ本の編集、
スパイス料理の試作の日々が始まる。
まずはスパイスを多種揃えなければならない。
市販のスパイス瓶は振り出すのを前提に小さい穴があいているが、
ラーメンにこしょうを振るような目分量ではなく、
計量スプーンではかる必要がある。
そのため、穴つきキャップは邪魔であり、更にそれをはずしても
口が狭いためスプーンが入らず実に不便なのですねえ。
口が広くて、なおかつあまり大きすぎず、
手頃な価格の瓶はないものかーと探していたところ、
IKEAの商品で発見したのでした。
IKEAは自宅から1時間かからずに行ける距離にある。
オープン当初、ウキウキワクワク出かけ、
店内物色も楽しいことは楽しかったのだが、
どういうわけか結局、購入したのは紙ナプキンだけだった。
そういえば10代の頃、生まれて初めて原宿に行った時に買ったのは
スマイルマークの缶バッチ1個だったなあ。
おのぼりさんが舞いあがっちゃってまともに買い物できないのか、
期待が大きかっただけに現実を知って冷めてしまうのか、
自分でもよくわからんが。
今回購入したのはこちら、2つで299円(消費税増税前)。
とりあえず5セット10個を購入。
安いだけあって、雑な感じではあるがまあ許せる範囲だ。
大さじは入らないのだが、ほとんどのレシピは小さじなので大丈夫。
ついでにこちらも買ってみた。3個999円。
買う時には気づかなかったのだが、
こちらの容器は底にマグネットがついており、冷蔵庫などにはりけられるのだ。
(中身は商品についているダミー写真のまま)
こうなっていることで便利かな?
まだ中身を入れていないので実感できておりません。
以前、テレビのドキュメント番組で、IKEAの戦略みたいなことをやっていた。
IKEAの商品は日本の家庭では大き過ぎると思われている、
そのイメージを払拭するため、◎㎥にはこんな感じ、と
コンパクトなスペースに家具をおさめた展示法にしているんだとか。
意外とそんなに“すごく大きくはない”のかもしれないが、
でもやっぱり、大きいものが多いと思う。
家具に限らず、例えばテーブルクロス。2000円以下と安い。
しかしサイズを見ると180×240cm、ラベルには横に3人並ぶ6人掛けのイラストが。
わが家のダイニングテーブルは横2人の4人掛け85×150cmで、
IKEAのクロスだと、たっぷり余る。
横3人のテーブルのある家って、果たして何パーセントなんだ?
大きいに加え、壁に打ちつけるものが多いのも、
日本の住宅事情にフィットしていないと思う。
驚いたのは、IKEAには通販代行なる世界があることだ。
IKEAはネット販売していないのだが、
さまざまな業者が買い物代行をしている。
商品は割高で、先のスパイス瓶2個が配送料込み(関東圏)で1680円とかね。
ひぇ〜。
でも、あれか、店から遠い所に住んでいる人だと
往復の交通費を考えたら、1680円でも安いのか。
そこまでしてでもIKEAの商品が欲しいのか。
IKEAは非公認のようだが、横行しているのは黙認されている証拠では。
なんだかなあ。
お洒落な雰囲気でしかも安いというのがIKEAの魅力なのだろう。
でもどうしてか、家具を買う気にはなれないなあ私は。
せいぜい瓶と紙ナプキンで充分だ。
今回も紙ナプキンを購入しました。
(そんなに紙ナプキンってマストアイテムだっただろうか?)
2014年4月2日水曜日
アメリカン・アペタイザー発売!!
昨年より編集を手掛けてきたレシピ本がようやく出来上がりました!!
著者はフロリダ在住の料理研究家、アンダーソン夏代さん、
『アメリカン・アペタイザー』(アノニマ・スタジオ)です。
前著『アメリカ南部の家庭料理』は、類書のないレシピ本として
大変好評をいただいております(私が編集担当ではないですが)。
第2作となる今回は、アペタイザー(前菜)にテーマを絞り込んだもの。
お酒のおつまみに、ホームパーティーに、
あるいは日々のおかずとしても活用できます。
ポテト、チーズ、揚げ物など子供が好きな料理もたくさん。
じゃあやっぱりヘビーなものが多いのでは?と思われるかもしれませんが、
アボカドやブロッコリー、パプリカ、フルーツなどを使った
ヘルシーな料理も意外と多いのです。
ページ構成は、
・ディップ、スプレッド類
・ナッツ類
・冷製
・温製
・ドリンク
・ディッピングソースバリエ
となっており、各章の合間には、アメリカのパーティー事情などのコラムも。
もう書店に並んでいますので、ぜひぜひご覧ください!!
また、以前にブログでも書きましたが、
私自身も試作を行っているので、
もしご購入いただいた方で、いざ作ってみて何か疑問・質問などが出てきた場合には、
私までお問い合わせくださいませ〜。
できるかぎりのご返答を致します。
2014年3月28日金曜日
こわいポテンシャル
迷惑メールに分類されずに時折入ってくるおかしなメール。
今日来たのは「慢性的な肩こりも自分で治せる!」というもの。
中身は実に怪しい、アドレスをクリックしたらどんな世界が待っているのか。
もちろんスルーするが、しかし違う意味でコワイなあ、
なぜ私が慢性的肩こりに悩まされていると知っているのだ?
偶然とは思うものの、何かしら情報が漏れているとしたら、憂鬱だ。
会社員時代は会社のすぐ近くに整体の治療室があり、
肩こりに限らず体調がどうにもすぐれない時にはそこに駆け込んだものだが、
昨年、久しぶりに電話したら、つながらなかった。
最近になって別の人とたまたま整体の話題になって、その話をしたら、
「あら、あの先生は業界で神の手と言われて有名よ」とのこと。
へぇ。ゴットハンドにお世話になっていたのか、私は。
古びた小さなマンションの一室で、夫婦で営んでいた。
私はご主人にいつもやってもらっていた。
施術の後、お茶をいただくのだが、一緒に必ず足湯を勧められる。
しかしそのバケツサイズの簡易型足湯には入浴剤が入れられており、
明らかに使い回し・・・足ふきタオルも・・・
こういうものを、さして気にしない人と受けつけない人がいる中、
私は「本当は嫌だけども断れない」タチなのであった。
シチュエーションはまったく違うが、
武田百合子のエッセイ『牛乳』(ことばの食卓)で、
彼女が子供の頃、道端で会えば抱き上げられる不気味な牛乳屋のお兄さんに対して、
“怖くて、何だか、自分からどんどん行って、抱かさかった”
という一文がある。
その気持ちが、わかる。
足湯はまあナンだが、先生の腕は確かに良かった。
が、ご高齢のため、引退したのだそうだ。
残念だなあ。
とはいえ、仕事の疲労の蓄積と運動不足で私の首肩は限界。
家の近所のカイロプラクティックに行った。
ここには過去2回ほど行っている。
初訪問の際、いきなり上半身脱いでと言われ、
あやうく「ひょっ!?」とおかしな声が出そうになったが、
素っ裸になるのではなくて、手術着のようなものを素肌に着ろということだった。
背中の中心がマジックテープの開閉式になっており、
そこを時折少し開いて背骨の曲がり具合を見るのである。
ここの先生も開業して30年以上、おそらく腕のある方と思うが、
カイロは最後にバキバキをやられるのが恐ろしい。
特に首をやられる瞬間は締められるニワトリになった気分、
グェーコッコー!!と心の中で叫ぶ。
今週は免許の書き換えにも行ってきた。
会社員時代は週末しか行けないので試験場だったが、
今は平日に行ける&警察署が歩いて行ける距離のため、初めて警察署で体験。
この場合、顔写真は事前に撮影して持参する。
試験場で一瞬にして撮られいつも残念な仕上がりになるのと異なり、
ゆっくり顔を作って撮れるのだから有利である(なんだ、有利って)。
加えて、今どきの証明写真ボックスのプリントの早さに感心したが、
自分の顔の老けように愕然とする。
5年前の免許証写真の残念さとはまた別種の残念さである。
100円上乗せで美肌補正のようなモードがあった、
ケチらずそれを選ぶべきだったか。
昨秋、老眼&乱視のメガネを作った際に、
免許書き換えの検査では遠方用メガネがないと確実にダメだと言われたので、
仕方なくそれを作り、持参した。
が、警察署での視力検査はかなりあっさりしたもので、
そしてなぜかこういう時、負けず嫌い的な性格が出て、
ついつい必死で(一番小さい字は半ば勘で)読み取ってしまう。
はい合格ですね〜となり、メガネの出番なし・・・。
ギリギリでも見えているに越したことはないが、
しかしどうもこの頃、あらゆる場面で自分の老人力がそしてなぜかこういう時、負けず嫌い的な性格が出て、
ついつい必死で(一番小さい字は半ば勘で)読み取ってしまう。
はい合格ですね〜となり、メガネの出番なし・・・。
ギリギリでも見えているに越したことはないが、
一段と高まっていると感じることが多い。
この能力、果たしてどれくらいの可能性を秘めているのだろうか。
この能力の恐ろしいところは、引き出したり磨いたりの努力なしに
勝手にパワーアップしていくところである。
そろそろ衣替えの時期、
クリーニングに出すものの仕分けをしていたら、
パンツのポケットからこんなものが出てきた。
傘立ての鍵、か。
さて、いつどこに置き忘れたのだろう。
どんな傘だったのか。
私は傘というグッズに興味がない人間で、
そのためまともな傘を持っておらず、
これではいかんと思って何か1本最近購入した、
それをなくしたのだ、という気がしてきた。
しかしどんな傘か、まったく思い出せない。
じゃあそれは妄想か。じゃあこの鍵は何なのか。
どんなに思い出そうとしても、すべては霧の摩周湖。
2014年3月20日木曜日
鼻水とミモザ
銀座のスタバに入る。
近くのレストランでの打ち合わせまであと50分程あるのでちょいと休憩。
2階の店内はゆったりしているが、混んでいる。
なんとかカウンターの隅をキープ。
客はひっきりなしにやってくる。
空席を見つけられずにグルグルまわったり、
諦めて階下に下りる人がいる一方、
目の前のゆったりしたテーブル席がちょうど空いて
探すことなくすんなり座れてしまう人がいる。
人生はいつだってタイミングであるなあ。
私のとなりには欧米の中年男性と日本の若い男性。
日本の青年は花粉症らしく、鼻水を豪快にズルズルすすっている。
欧米人にとって鼻すすりはマナー違反、不快きわまりないと聞く。
事実、となりの欧米人はちょいちょい「よかったら」と
ティッシュを青年に勧めているので、やはりそうなのだろう。
青年はそれを断り、持参している鼻セレブティッシュで一応かむが、
30秒もしないうちにまたズルズル。とめどなく生産されているようだ。
あくまで微笑みを絶やさないジェントルマンな欧米人だが、
内心、オゥ〜ノォォォ〜と身悶えしているのではなかろうか。
しかし花粉症の欧米人はどうしているのだろう、
すするのは御法度ならば、延々とかみ続けるのだろうか。
いつも思うが、あの外国人特有のすごい音が失礼にならんというのがわからない。
確かに鼻をすする音も気持ち悪いけれど、
「イェーイ、みんな聞いてくれ」と自慢するかのような鼻かみ爆音も
気分よろしくないけどなあ。
ジョニーが来たなら伝えてよ、鼻かみウルサイと。
確かに鼻をすする音も気持ち悪いけれど、
「イェーイ、みんな聞いてくれ」と自慢するかのような鼻かみ爆音も
気分よろしくないけどなあ。
ジョニーが来たなら伝えてよ、鼻かみウルサイと。
家に帰る途中、花屋でミモザを購入。
これもいつも思うことなのだが、
花屋というのは基本的に贈答を目的とした商品構成になっているため、
花屋というのは基本的に贈答を目的とした商品構成になっているため、
自宅用の花は買いづらい。
価格ありきで抱き合わされたもの、そして仏花が前面で売られ、
単体で買う場合には店の奥に入って行かなければならない。
気が向くと少し買うという感じなので、奥まで入るのは何となく気後れする。
奥にある花は名前や値段が書かれていないことも多く、
豪華な花束を求める人が店員と相談しながら選ぶといったシチュエーションも
多いので、自分好みで1〜2種をさらっと買うには敷居が高いのだ。
駄菓子を1個ずつ選んで買うみたいに、
花も個別で軒先に並べ、1本ずつ好きに組み合わせられたら、
もっと気軽に日々の花を楽しめるのではないかなあ、
と思うのは私だけだろうか。
ミモザは、かろうじて店の入口付近にあったので、買うことができた。
しかし、どれくらい?と聞かれ、
(たっぷり花がついていたので)1本でいいと言うのは
やはり少し気恥ずかしいのだった。
ちなみに、ミモザというのは、本当はマメ科オジギソウに属する植物を指し、
花も個別で軒先に並べ、1本ずつ好きに組み合わせられたら、
もっと気軽に日々の花を楽しめるのではないかなあ、
と思うのは私だけだろうか。
ミモザは、かろうじて店の入口付近にあったので、買うことができた。
しかし、どれくらい?と聞かれ、
(たっぷり花がついていたので)1本でいいと言うのは
やはり少し気恥ずかしいのだった。
ちなみに、ミモザというのは、本当はマメ科オジギソウに属する植物を指し、
一般的にミモザと呼ばれている黄色い花の植物はマメ科アカシアの一種なのだそうだ。
そんでもって、アカシアと思われている木はマメ科ハリエンジュで
アカシアではなくニセアカシアと言うのが正しい。
西田佐知子の『アカシアの雨がやむとき』や、北原白秋の『この道』に出てくる
アカシアはニセアカシアのことになる。
ややこしいわ〜。
私は過去、花粉症だった時期があるが、なぜか治った。
ミモザの花粉症もあることはあるらしいが、さてどうかな。
花粉症の欧米人はズルズル問題をどうしているのかがどうしても気になり、
先ほどメールでアメリカ在住の日本人に聞いたところ、
「花粉症の人は大勢いるが、その多くが薬を服用しているためか、
公共の場で鼻ズルズルや涙目な人を滅多に見たことがない」んだそうな。
2014年3月12日水曜日
シェフ102号発売!!
『シェフ102号』春号が出来ました。
書店売りは3月25日ですが、直販は本日よりスタートしていますので、
どうぞよろしくお願い申し上げます!!
特集「ネオビストロのメニュー洗練術」
ディナー5000〜8000円の手頃な価格で、一流店での修業経験を持つシェフが
高い技術や現代的センスを生かした料理を提供するネオ・ビストロ。
いかなる洗練テクニックが用いられているのか、
シック プッテートル、カラペティ バトゥバ!、ル・グラン・ソワールに取材しました。
新連載「新世代のシェフによる明日のスペシャリテ」
若手のなかでも特に注目度の高いフロリレージュの最新料理を紹介。
この他、オトワレストラン、ル・マンジュ・トゥー、ヴァリノール、パトゥ、
マキシム・ド・パリ、スゥリル、トレフミヤモト、deco、ル・ボーズ、
ラ・コクシネル、ラシーヌ、ザ・リッツカールトン東京、レストラン タニ、
アルゴ、ビストロ ホリテツ、アンドセジュール、クイントカント、
レストラン オオツ、マダム・トキ、レ ロジェ ビストロ ド ロア、
ダル・マット西麻布本店、オー ギャマン ド トキオ、マノワを掲載しています。
ご協力ありがとうございました。
2014年3月4日火曜日
かにカマ、パン粉、ポップコーンをめぐる日米問題
昨日、レシピ本が1冊、校了となった。
タイトルは『アメリカン・アペタイザー』
(著者/アンダーソン夏代 発行/アノニマ・スタジオ)。
宣伝は今月末発売の際にまた改めてしたいと思いまする。
こちらの本には全75品のレシピが載っている。
季節的に入手が難しかった2品ほどを除くほぼ全品、私は試作を行った。
著者は日本人の料理研究家なので日本の食材を理解しているが、
米国に長らく住んでおり、現地の材料や道具を使ってレシピを作成するため、
それを実際に今の日本で作って何か問題や相違点がないか、検証するというわけだ。
もちろん、もしも日本在住の人によるレシピであったとしても、
レシピの書き方に不備はないか、
同様に試作することに違いはないのだけれど。
試作ではさまざまな発見や驚きがある。
なかでも驚いたのがタイトルにあげている3種の素材。
かにカマ、これはアメリカではロール寿司に使われる人気素材だという。
いざ試作してみると、しかしこれがどうも指定された分量と合わない。
聞けば、アメリカのかにカマは長さ約14cm、1本約30gとのこと。
日本のものは、長さ約6cmで10g前後とだいぶ小さい。
自宅の近所のスーパーだけだとリサーチが偏る恐れがあるため、
同僚数人にも依頼、かにカマ調査隊としてさまざまなスーパーのものを
調べた結果である。
以前はアメリカと同様のロングタイプも出ていたらしいが、今は見かけない。
そもそもかにカマをこれまで自分で買ったことがない。
これほどまでにかにカマについて考察したのは人生初体験である。
「アラスカ」「オホーツク」「マリーン」「サラダかまぼこ」など
ネーミングもいろいろで、
コンビニでは、求めているかにカマとは少し毛色の異なる、
おつまみ用の太いかにカマ棒が売られていることも知った。
ズワイガニの脚をイメージして本物風にしたタイプも鮮魚コーナーなどにあり、
その商品名は、「かにちゃいまっせ」と偽物であることを完全に開き直ったものや、
「わたしはカニになりたい」と永遠に叶わぬ夢を求めるペーソス漂うものまである。
(昭和の方にはお気づきでしょう、「私は貝になりたい」をモジっているに違いないと)
いつの日か、私は青春を振り返る日が来るだろう、
ああ、あの頃、私は一瞬ではあるけれど、確かにかにカマに夢中だった、と。
続いてパン粉。
フライ料理を試作したところ、大量にパン粉が余った。
むむー、これはもったいないのではないか、なぜこんなにたくさん必要なのか?
著者とやりとりするうちに発覚したのは、
アメリカと日本のパン粉はカサが相当に違うということだった。
同じ重さでも、アメリカのパン粉はそこまで大量にならない。
ということは、日本のパン粉は水分量が少なく軽いということだ。
そしてポップコーン。
今、日本でも人気のキャラメル・ポップコーンのレシピを載せている。
以前に一度試作した際、美味しくはできているのだが、
キャラメルの多さが気になり、著者に問い合わせていた。
が、配合はきっかり合っているし、作り方も間違っていない。
おそらくキャラメルの煮詰め方が弱いのでは、といった話に着地した。
しかし校了目前に再度作ってみて、やはりどうしても気になって仕方ない。
カロリーを計算してみると、2人前程度の量で1000kcalを超えている。
いくら甘々、ハイカロリーなアメリカンスイーツとはいえ、
これはどうなんだろうか。
砂糖やバターのあまりの多さに、日本人はビビって作らないのではないか。
今一度、著者に問い合わせをしたところ、
では、まさかとは思うがポップコーンのカサをはかってみようということになった。
著者はフロリダに住んでおり、日本との時差は14時間。
やり取りは日本時間の深夜または朝というパターンが多い。
そこで私は昨日の深夜、コンビニでポップコーン
(本当はコンビニでは売っていない薄味のタイプで作るが、
試作で使い切っていた、とりあえずカサを知りたいのでバター醤油タイプ)を購入、
パイレックスのパイントメジャーカップに指定の量26g分を入れてみた。
アメリカでは2パイント近くになるというのだが、
なんと、その約半分、つまり1パイントしかないではないか。
それで合点がいった。
甘々なのは当然だ、本来はこの倍量のポップコーンにからめるものなのだから。
結果、日本のポップコーンの場合は40gで、となった。
ギリギリセーフで修正が間に合い、ホッとしたのであった。
パン粉の場合と逆で、ポップコーンはアメリカのもののほうが
軽くカサが大きいということになる。
しかし倍の差があるとはすごいことではないだろうか。
日本のポップコーンはなぜにそんなに重いのか。
(アメリカのポップコーンはどれほどフワフワなのか)
そこまではまだ調べられていないのだが。
ポップコーンという共通認識のものであっても、
実はこれくらいの誤差がある。
人はみな、自分の常識で物事をはかるから、
なぜそんなことになる?そんなはずはないのでは?と、
なかなか相手の状況が理解しにくい。
だから、ましてや国レベルの政治経済問題なんぞ、
真なる理解に達するのは相当に難しいに違いない。
なんていうことまで、ポップコーンを前にして思うのだった。
そんなわけで、今年は多忙につき、
毎年恒例のひな人形出し ↓
http://yumikowatanabe.blogspot.jp/2013/02/blog-post_24.html
ができず、3月3日は過ぎ去った。
タイトルは『アメリカン・アペタイザー』
(著者/アンダーソン夏代 発行/アノニマ・スタジオ)。
宣伝は今月末発売の際にまた改めてしたいと思いまする。
こちらの本には全75品のレシピが載っている。
季節的に入手が難しかった2品ほどを除くほぼ全品、私は試作を行った。
著者は日本人の料理研究家なので日本の食材を理解しているが、
米国に長らく住んでおり、現地の材料や道具を使ってレシピを作成するため、
それを実際に今の日本で作って何か問題や相違点がないか、検証するというわけだ。
もちろん、もしも日本在住の人によるレシピであったとしても、
レシピの書き方に不備はないか、
同様に試作することに違いはないのだけれど。
試作ではさまざまな発見や驚きがある。
なかでも驚いたのがタイトルにあげている3種の素材。
かにカマ、これはアメリカではロール寿司に使われる人気素材だという。
いざ試作してみると、しかしこれがどうも指定された分量と合わない。
聞けば、アメリカのかにカマは長さ約14cm、1本約30gとのこと。
日本のものは、長さ約6cmで10g前後とだいぶ小さい。
自宅の近所のスーパーだけだとリサーチが偏る恐れがあるため、
同僚数人にも依頼、かにカマ調査隊としてさまざまなスーパーのものを
調べた結果である。
以前はアメリカと同様のロングタイプも出ていたらしいが、今は見かけない。
そもそもかにカマをこれまで自分で買ったことがない。
これほどまでにかにカマについて考察したのは人生初体験である。
「アラスカ」「オホーツク」「マリーン」「サラダかまぼこ」など
ネーミングもいろいろで、
コンビニでは、求めているかにカマとは少し毛色の異なる、
おつまみ用の太いかにカマ棒が売られていることも知った。
ズワイガニの脚をイメージして本物風にしたタイプも鮮魚コーナーなどにあり、
その商品名は、「かにちゃいまっせ」と偽物であることを完全に開き直ったものや、
「わたしはカニになりたい」と永遠に叶わぬ夢を求めるペーソス漂うものまである。
(昭和の方にはお気づきでしょう、「私は貝になりたい」をモジっているに違いないと)
いつの日か、私は青春を振り返る日が来るだろう、
ああ、あの頃、私は一瞬ではあるけれど、確かにかにカマに夢中だった、と。
続いてパン粉。
フライ料理を試作したところ、大量にパン粉が余った。
むむー、これはもったいないのではないか、なぜこんなにたくさん必要なのか?
ただつけて揚げるだけならば適量でもいいのだが、このレシピの場合、
パン粉にあらかじめドライハーブなどの味付けを加えるため、g数が必要だった。著者とやりとりするうちに発覚したのは、
アメリカと日本のパン粉はカサが相当に違うということだった。
同じ重さでも、アメリカのパン粉はそこまで大量にならない。
ということは、日本のパン粉は水分量が少なく軽いということだ。
そしてポップコーン。
今、日本でも人気のキャラメル・ポップコーンのレシピを載せている。
以前に一度試作した際、美味しくはできているのだが、
キャラメルの多さが気になり、著者に問い合わせていた。
が、配合はきっかり合っているし、作り方も間違っていない。
おそらくキャラメルの煮詰め方が弱いのでは、といった話に着地した。
しかし校了目前に再度作ってみて、やはりどうしても気になって仕方ない。
カロリーを計算してみると、2人前程度の量で1000kcalを超えている。
いくら甘々、ハイカロリーなアメリカンスイーツとはいえ、
これはどうなんだろうか。
砂糖やバターのあまりの多さに、日本人はビビって作らないのではないか。
今一度、著者に問い合わせをしたところ、
では、まさかとは思うがポップコーンのカサをはかってみようということになった。
著者はフロリダに住んでおり、日本との時差は14時間。
やり取りは日本時間の深夜または朝というパターンが多い。
そこで私は昨日の深夜、コンビニでポップコーン
(本当はコンビニでは売っていない薄味のタイプで作るが、
試作で使い切っていた、とりあえずカサを知りたいのでバター醤油タイプ)を購入、
パイレックスのパイントメジャーカップに指定の量26g分を入れてみた。
アメリカでは2パイント近くになるというのだが、
なんと、その約半分、つまり1パイントしかないではないか。
それで合点がいった。
甘々なのは当然だ、本来はこの倍量のポップコーンにからめるものなのだから。
結果、日本のポップコーンの場合は40gで、となった。
ギリギリセーフで修正が間に合い、ホッとしたのであった。
パン粉の場合と逆で、ポップコーンはアメリカのもののほうが
軽くカサが大きいということになる。
しかし倍の差があるとはすごいことではないだろうか。
日本のポップコーンはなぜにそんなに重いのか。
(アメリカのポップコーンはどれほどフワフワなのか)
そこまではまだ調べられていないのだが。
ポップコーンという共通認識のものであっても、
実はこれくらいの誤差がある。
人はみな、自分の常識で物事をはかるから、
なぜそんなことになる?そんなはずはないのでは?と、
なかなか相手の状況が理解しにくい。
だから、ましてや国レベルの政治経済問題なんぞ、
真なる理解に達するのは相当に難しいに違いない。
なんていうことまで、ポップコーンを前にして思うのだった。
そんなわけで、今年は多忙につき、
毎年恒例のひな人形出し ↓
http://yumikowatanabe.blogspot.jp/2013/02/blog-post_24.html
ができず、3月3日は過ぎ去った。
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